【モンベル】ゴアテックス使用の人気ダウンジャケットを徹底レビュー

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モンベルのパーマフロストライトダウンパーカを紹介

筆者撮影

モンベルで毎年売り切れ続出の大人気ダウン「パーマフロストライトダウンパーカ」を紹介します。

程よい綿量で秋山、冬山の保温着として活躍してくれそうなダウンジャケットです。

山だけでなく街着でも使用できそうな見た目なので、機能性とサイズ感を含めて徹底レビューしていきます。

「パーマフロストライトダウンパーカ」の人気の秘密が分かります。

価格Men’s: 29,150円
Women’s: 28,600円
サイズ展開Men’s: S, M, L, XL
Women’s: XS, S, M, L, XL
色展開Men’s: 4色
Women’s: 3色
素材表地:ナイロン100% (Gore-tex Windstopper使用)
裏地:ナイロン100%
中綿:ダウン90%+フェザー10%
重量Men’s: 354g
Women’s: 327g
品番Men’s: #1101639
Women’s: #1101640

パーマフロストライトダウンパーカのおすすめポイント3つ

表地にゴアテックスウインドストッパー素材を使用

筆者撮影

「パーマフロストライトダウンパーカ」の表地には、Gore-texウインドストッパー素材が使用されています。

レインウェアに使われているような耐水圧・透湿性能のレベルが高いものではなく、防風性と透湿性に特化したフィルムです。

その生地を表地に使用することで、雪山での冷たい風をシャットアウトしてくれ、蒸れを抑制してくれます。

またGore-tex素材ということもあり、一般的なダウンジャケットよりも耐水性能は高いです。

雪が付着してもジャケット内部に染みこみにくく、ダウンの保温力を損ないません。

雪山で嬉しい機能が詰め込まれた表地なんです。

800FPの高品質ダウンで軽くて温か

筆者撮影

「パーマフロストライトダウンパーカ」には800FPの高品質ダウンが使用されています。

同じダウンの重量で比較したときにFP(フィルパワー)の数値が大きくなればなるほど、空気を含みやすく温かいです。

800FPの高品質ダウンをフェザー90%、ダウン10%の割合で封入しています。

他のアウトドアブランドを見てみるとマウンテンハードウェアでは、650FPのダウンを使用しています。

またThe North Faceのヌプシジャケットでは、FP(フィルパワー)の数値の記載はありませんが、ダウンとフェザーの混率は80% / 20%です。

どちらのブランドのジャケットも40,000円以上します。

ですがモンベルは800FPの高品質ダウンを90% / 10%の割合で使っていながら、30,000円でお釣りがくる驚異の値段設定で出しています。

軽量性にこだわった極薄生地を使用

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「パーマフロストライトダウンパーカ」の表地には13デニール、裏地には10デニールの極薄素材が使用されています。

モンベルのウインドブレーカーラインアップの中で、2番目に軽量な「ULストレッチウインドジャケット」でも15デニールの素材が使われています。

15デニールでも羽織っていないかのように軽いですが、「パーマフロストライトダウンパーカ」はそれ以上に薄い素材を採用しているんです。

アウトドア業界でも他に類を見ないレベルの極薄素材を使用して、軽量性を突き詰めています。

パーマフロストライトダウンパーカの注意すべき点2つ

完全防水ではない

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「パーマフロストライトダウンパーカ」の表地には、Gore-texウインドストッパーが使用されていますが、完全防水ではありません。

前立てのファスナーにもポケット部分にも止水ジッパーが使われていて、一見すると雨に打たれても問題ないように感じます。

ですが縫い目の部分にはシームテープが貼られていません。

そのため縫い目から水が侵入してきます。

Gore-tex素材が使われているからと言って長時間雪に触れていたり、雨に濡れたりすると浸水してくるので注意しましょう。

ダウンは濡れてしまうと保温力が落ちてしまうので、濡らさないようにするのが重要です。

コールドスポットから冷気が侵入してくる

筆者作成

「パーマフロストライトダウンパーカ」はシングルキルト構造という縫製がされています。

上記の図のように表地と裏地を直接縫い合わせて、間にダウンを封入する方法です。

対してモンベルの「パーマフロストダウンパーカ」に見られるような縫製手法はボックス構造と呼ばれます。

こちらは表地と裏地の間に隔壁と呼ばれる生地を挟んで、隔壁の間にダウンを封入していきます。

シングルキルト構造は表地と裏地の2枚の生地でジャケットが構成されているため、軽量にできます。

ですが針孔が裏地まで貫通してしまっているため、コールドスポットと呼ばれる冷気の侵入口ができてしまうんです。

ボックス構造は表地と裏地の間に隔壁があることで、コールドスポットができないため保温性が高いです。

軽量性よりも保温力を重視される方は、ボックス構造を採用した「パーマフロストダウンパーカ」がおすすめです。

パーマフロストライトダウンパーカのギミックをチェック

寒いときに便利なドローコード

筆者撮影

裾部分にはドローコードが付いています。

一風変わった締め方で、ポケットに手を入れたまま絞れる仕様です。

両方のポケットに手を入れて、中のドローコードを同時に引っ張ると裾が絞れます。

元に戻すときは前立てジッパーの横にあるボタンを同時に押すと、ゴムが伸びて元に戻ります。

ポケットの中から手を出さずにワンアクションで絞れるので、寒い季節に嬉しい仕様です。

密着性の高いフード

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さすがアウトドアブランドのモンベルだけあって、フードの密着性は高いです。

2か所でフィット感を調節でき、襟元のドローコードとフード後ろのベルクロで調整が可能です。

顔にピッタリとフィットしてくれて、冷気の侵入を防いでくれます。

冷気や雪の侵入を防ぐ袖口

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袖口はベルクロで調節が可能です。

ピッタリと締められるので、雪山で着ても冷気や雪の侵入を防いでくれます。

ベルクロを締めない場合でも、伸縮性の高いゴムで自然にフィットしてくれます。

生地の撥水性

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表地の撥水性をチェックします。

Gore-texウインドストッパーを使用しているので、一般的なダウンジャケットよりは撥水性が高く耐水性もあるでしょう。

水は玉になってよく転がります。

ジッパー部分も止水ジッパーになっているため、水は染みこんでいません。

ですが縫い目の部分で水が滞留してしまっています。

縫い目部分は気になる点で説明の通り、シームテープは貼られておらず防水処理はされていません。

そのため長時間雨や雪にさらされていると、動画のように水が縫い目に滞留して染みこんできてしまう可能性が高いです。

パーマフロストライトダウンパーカのサイズ感をチェック

筆者撮影

身長163cm女性でMen’sのSサイズを着用しています。

着丈は問題ないですが、身幅は若干ゆとりがあります。

袖はベルクロで調節ができるので、袖丈は長く感じません。

筆者撮影

身長170cm、細身の男性にもSサイズを着用してもらいました。

着丈はちょうど良いです。

細身の男性ですが、Sサイズで身幅はピッタリな印象です。

中にフリースを着こむと肩回り、腕周りに圧迫感は感じられます。

シルエットはモンベルの他のダウンジャケットに比べて、タイトフィットな感覚です。

ゆったりめに着るのが好みの方や、下に厚手のフリースを着こまれる方は1サイズ上げて選ぶのが良いでしょう。

ダウン量が多いので秋山や積雪期の低山であれば、薄手のフリースの上に重ねる程度で温かく過ごせます。

厳冬期の2,000m超えるような環境であれば、代謝が低い方にとっては薄いので、モンベルの「アルパインダウンジャケット」や、「パーマフロストダウンパーカ」など厚手のダウンジャケットがおすすめです。

パーマフロストライトダウンパーカは山でも街でも温かく使える人気ダウン

筆者撮影

モンベルの「パーマフロストライトダウンパーカ」を紹介しました。

Gore-texウインドストッパー素材で防風性と透湿性をアップし、通常のダウンジャケットよりも濡れに強いウェアに仕上がっています。

業界最高レベル800FPのダウン・フェザーを90% / 10%の割合で封入していながら、30,000円以下で買えるコストパフォーマンスの高さが魅力です。

山では十二分に使えるスペックながら、マットな質感の生地でタウンユースで着ても違和感がありません。

秋山から積雪期の山でも、冬の街着でも大活躍間違いなしのダウンジャケットです。