標高1,491mの塔ノ岳は、日本百名山「丹沢」にあるハイカー人気のエリアとなります。
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ここでは、間もなく紅葉ピークを迎える「表尾根コース」から塔ノ岳を目指す登山コースを紹介します。
塔ノ岳・表尾根コースの紅葉は?
10月中旬に編集部で現地を歩きました。
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エリアの紅葉は10月下旬から11月上旬にピークを迎えますが、行者ヶ岳周辺から紅葉の色づきが進み始め、特に北斜面側での色づきが進んでいました。
場所 | 標高 | 紅葉の状況 |
---|---|---|
ヤビツ峠 | 761m | 一部の木で始まり |
三ノ塔 | 1,205m | 色づき始め |
行者ヶ岳 | 1,180m | 色づき始め ※シロヤシオの紅葉は見頃 |
塔ノ岳付近 | 1,491m | 色づき始め ※シロヤシオの紅葉は見頃 |
ヤビツ峠へのアクセス
電車・バス
小田急線「秦野駅」よりバスで約45分となります。
紅葉シーズンの週末は高確率で臨時バスが出ますが、それでも待ち時間が生じる場合があります。
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電車・バスを利用する場合は、別の下山口を設定できる点も魅力です。
マイカー
シーズン中の周辺駐車場は、早朝より満車となる場合があるため注意が必要です。
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- ヤビツ峠駐車場
東名高速「秦野中井インターチェンジ」から県道経由で約15kmです。
お手洗いや売店が併設されています。
- 菩提峠駐車場
東名高速「秦野中井インターチェンジ」から県道経由で約17kmです。
ヤビツ峠先、富士見橋公衆トイレを左折した先にある駐車場です。
コース概要
標高761mのヤビツ峠から、三ノ塔(1,205m)や行者ヶ岳(1,180m)などの峰々を縦走しながら、標高1,491mの塔ノ岳に至るコースとなります。
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晴れている場合は、ほぼ全線に渡り展望が期待できる、ハイカーに人気のコースとなります。
コース紹介
ヤビツ峠を出発すると、まず30分ほどは車道歩きとなります。
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富士見橋の公衆トイレを左折し、道標に従いながら登山道に入っていきます。
近くには、名水「護摩屋敷の水」もあるため、時間がある場合は立ち寄りたいスポットです。
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登山口から二ノ塔までは、標高差約450mを一気に登っていきます。
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息を切らしながら二ノ塔山頂に到着すると、進行方向には次の三ノ塔を望むことができます。
山頂にはベンチもあるため、一息を入れるにはよいスポットです。
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一見遠く見える三ノ塔ですが、少し下って15分ほど登り返すとピークに到着します。
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開けた三ノ塔山頂には、休憩小屋やトイレが設置されています。
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まだヤビツ峠~塔ノ岳の約半分です。体力や時間と相談しながら、大倉登山口にエスケープをすることも可能です。
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晴れていると、塔ノ岳まで続く稜線を眺めることができます。
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比較的急なザレ気味の下りを経由し、30分ほどで烏尾山(1,136m)に到着します。
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烏尾山からは小刻みなアップダウンを繰り返します。クサリの設置されたすべりやすい急坂を登りきると、行者ヶ岳に到着します。
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付近はクサリ場が連続するコースの核心部です。ストックをザックに戻し、三点支持の要領で進んでいきます。
紅葉ピーク期には15分以上の順番待ちが生じる日もあるため、手袋や上着があると安心でしょう。
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シロヤシオの紅葉が映えており、コース核心部の緊張感を和らげてくれます。
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クサリ場を抜けると、政次郎ノ頭を経由しながら新大日(1,340m)に向けて約1時間ほど登っていきます。
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新大日山頂にはベンチがあり、ロングコースを歩いてきた多くのハイカーが休憩をしています。
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新大日からもアップダウンを繰り返します。表尾根最後の山小屋「木ノ又小屋」を過ぎると、残り30分ほどで塔ノ岳に到着します。
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塔ノ岳からは大倉尾根で下山をします。コースタイム2時間半、標高差1,200mの長い下りとなります。
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始発バス(ヤビツ峠8時頃着)を利用した場合でも、標準タイムで塔ノ岳到着は13時前となります。
早出早着を心掛けると安心でしょう!
おわりに
以上、ヤビツ峠から塔ノ岳に至る表尾根コースをご紹介いたしました。
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秋は日没が早く冷え込みます。ヘッドライト・防寒具を始めとした正しい装備と時間管理で、是非紅葉の表尾根ハイクを計画してみてはいかがでしょうか。