【モンベル】大人気ウィックロンTシャツのメリット・デメリットを徹底解説

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モンベルのウィックロン素材とは?

筆者撮影

日本の有名アウトドアブランド「モンベル」の「ウィックロン」は夏に大人気の素材です。

「ウィックロン」はポリエステル100%の素材で、吸水速乾性に優れています。

一口に「ウィックロン」と言っても、5種類の厚みと機能が異なる素材がラインナップされています。

その中でも基軸となるのが「wickron(ウィックロン)」という素材で、この素材から派生して通気性のある夏用素材や、保温性のある冬用素材が展開されています。

夏になるとウィックロン素材を使用した色柄豊富なTシャツが発売され、登山者だけでなく普段着で着用する人も多いほど人気の素材です。

この記事では夏に大人気の「ウィックロンTシャツ」のメリット・デメリットを徹底解説します。

モンベルのウィックロンTシャツのおすすめポイント4つ

高い吸水速乾性

筆者作成

ウィックロンTシャツはポリエステル100%の素材でできていて、吸水速乾性に優れます。

高い吸水性の秘密はポリエステル素材だけでなく、糸にもあります。

2種類の糸が使われていて表面は普通の丸い繊維ですが、肌面には異形断面糸という糸が使われています。

十字の形になった糸は従来の丸い糸に比べると、表面積が広くなります。

表面積が広がることで、より多くの水分を繊維が吸ってくれるのです。

異形断面糸が吸った水分はすぐに表面に広がり、速乾を促します。

生地の薄さも相まって、汗をかいても洗濯をしてもすぐに乾いてくれるのです。

コットンのような柔らかい肌触り

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「ウィックロン」はポリエステル100%ですが、合成繊維特有のチクチク感が少なく、コットンのような肌触りです。

一般的なポリエステルは長繊維と言われ、石油由来のチップを溶かして、繊維の形状をした口型から押し出すことで形成されます。

一方コットンは短繊維と呼ばれ、綿花から取り出した短い繊維を紡ぎ合わせて1本の糸にしています。

長繊維に分類されるポリエステルをコットンのような短繊維状に加工することで、コットンのような柔らかい肌触りを実現しているのです。

またコットンのような風合いにすることで、合成繊維特有のテカリが抑えられます。

光沢感の少ない生地にすることで、スポーツテイストやアウトドアテイストが少ないカジュアルな見た目になります。

高い紫外線遮蔽率

出典:Pixta(ダウンロード – 写真素材 – PIXTA)

「ウィックロン」素材は白色でも90%以上の紫外線遮蔽率を誇っています。

一般的に黒色よりも白色の生地の方が紫外線を通しやすく、白色で70%でもカットをしてくれれば良い方です。

ですが白色でも90%以上の紫外線遮蔽率を誇っているので、夏の紫外線対策に最適な素材になっています。

紫外線遮蔽率は素材の色や厚みによっても変わるので、「より高いものが良い」と言う方は黒や紺など濃い色を選ぶのがおすすめです。

夏に気になるニオイを抑える

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「ウィックロン」素材は夏場に気になるニオイを抑える、消臭加工が施されています。

光触媒効果のある粒子を繊維に練り込むことで、光に当たったときにニオイの元を分解行います。

繊維自体に粒子が練り込んであるため、洗濯しても加工が落ちにくく半永久的に持続してくれます。

「ウィックロン」シリーズには消臭加工だけでなく、防臭加工が施されているものもあります。

防臭加工の生地はニオイの元となるバクテリアの発生を根本から抑えてくれるため、ニオイをより抑えたい方は防臭加工がされているTシャツを選びましょう。

ウィックロンの気になるポイント2つ

肌着が透ける

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「ウィックロン」は生地が薄いので速乾性に優れますが、肌着が透けてしまいます。

濃い色だと目立ちませんが、白色など薄い色を着てしまうと肌着の色が分かります。

水色のような淡色だと、ギリギリ目立たないぐらいです。

生地が薄いがゆえにインナーのラインや身体の凹凸も拾いやすいので、ウィックロンの下には肌着を着るのがおすすめです。

どうしても「ウィックロンTシャツ1枚で着たい」と言う方は、透けにくい濃色のTシャツを選びましょう。

長期縦走で着るとニオイが気になる

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「ウィックロン」には消臭加工が施されていますが、3~4日の長期縦走で着るとだんだんニオイが気になってきます。

日帰り登山や1泊ぐらいでは問題ないですが、数日山にこもる方や、汗を大量にかく方は注意が必要です。

汗のニオイが気になる方は「ウィックロン」素材よりも、ウール素材のTシャツを選びましょう。

ウールには天然の防臭作用があるため、1週間着続けても臭わないんです。

人によっては「ウィックロン」を数シーズン着続けていると、汗のニオイが沁みついてくるという方もいらっしゃいます。

着た瞬間から汗のニオイがするようになると、替え時と考えましょう。

3年間着たウィックロンTシャツを徹底解剖

毛玉

着用し続けて3シーズン目に入ったウィックロンTシャツを新品と比べてみます。

まずはTシャツで気になる毛玉をチェックします。

筆者撮影

ザックで擦れて毛玉ができやすいボディ部分を確認してみましょう。

擦れたような印象はありますが、毛玉はできていません。

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毛玉ができやすい脇下部分も、まったく毛玉はできていないです。

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首元の内側は若干毛玉ができてしまっていますが、3年着ているとは思えないぐらい毛玉は少ないです。

ポリエステル100%なので毛羽立ちにくく、摩擦に強い素材であることがうかがえます。

襟の黄ばみ

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白色のTシャツで気になる襟の黄ばみを確認します。

3シーズン普段着でも山でも使っていたため、若干黄ばんでしまっています。

真っ白ではないですが、許容範囲レベルの汚れです。

ネイビーのTシャツで襟の変色も確認してみます。

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コットン素材の濃色のTシャツであれば日焼けで赤っぽくなりますが、ウィックロンTシャツに関しては変色が見られません。

表と裏で変色具合を確認してみても、色の変化は見られないため日焼けによる褪色にも強い印象です。

首元のヨレ

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新品のウィックロンTシャツと比べても、さほどヨレていません。

ポリエステル100%なのでヨレにくいということもありますが、首元のリブ部分の伸びがないのは驚きです。

1着買えば数年着られるTシャツであることが分かります。

ウィックロンTシャツのお手入れ方法

ウィックロンの洗濯表示を見てみると、「柔軟剤の使用は避けてください」と記載があります。

吸水加工が施されているインナーやTシャツ全般に共通して言えることですが、洗濯のときに柔軟剤を使わない方が吸水性が長持ちします。

実際に柔軟剤を入れて洗濯を重ねてきたウィックロンTシャツの吸水性を新品と比較してみます。

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水の拡散性は変わりません。

ですが新品に比べると水をすぐに吸うというよりは、じっくりと吸収されているのが分かります。

この理由は柔軟剤の成分にあります。

柔軟剤の成分には水を寄せ付けない疎水性の物質が含まれています。

柔軟剤を入れて洗濯を繰り返すと、繊維全体に疎水性の膜ができてしまいます。

それにより繊維が水を吸いにくくなって、吸水性が低下するのです。

数回柔軟剤を入れて洗ったからと言って、すぐに吸水性が落ちるわけではありません。

ですが吸水加工を長持ちさせるためには、柔軟剤を使わずに洗濯するのがおすすめです。

モンベルのウィックロンTシャツはコスパ最強!

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モンベルの大人気Tシャツの素材「ウィックロン」を解説しました。

吸水速乾性に加え、UVカット、消臭効果があり、色柄も豊富で夏にピッタリの素材です。

1着3,000円以下で数年着られるので、コストパフォーマンスは高いと言えます。

モンベルのウィックロンTシャツで夏の登山を快適に楽しみましょう。