【ワークマンと登山】トラベルストレートパンツをレビュー

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ワークマンの2021秋冬新商品パンツを紹介

筆者撮影

ワークマンの2021春夏で大人気だったトラベルシェルパンツの秋冬版が発売されました。

その名も「高撥水トラベルストレートパンツ」。お値段は¥1,900(税込)です。

春夏物と比較して変わったところを紹介していきます。

春夏物の高撥水トラベルシェルパンツについてはこちらの記事で紹介しています。

トラベルシェルパンツとトラベルストレートパンツを徹底比較

撥水性

筆者撮影

トラベルシェルパンツも商品名に「高撥水」とつくほど撥水性のあるパンツでした。

秋冬物のトラベルストレートパンツも写真のようによく水を弾いてくれます。

樹林帯の多い低山で短時間の山歩きをするなら、多少の雨でも大丈夫そうです。

生地感

筆者撮影

どちらもリップストップの生地が使われていますが触感がやや違います。
春夏物の方は柔らかい触り心地ですが、秋冬物の方はやや硬くドライタッチになっています。

生地の厚みは秋冬物の方が若干厚いように感じますね。

ドライな質感なので秋冬物のパンツの方が登山で汗ばんだときに肌への貼り付きは感じにくそうです。

またストレッチ感ですが、春夏物の方がストレッチ性は高いです。

実際ポリウレタンというゴムのように伸びる糸が春夏物のトラベルシェルパンツでは12%使われているのに対し、秋冬物のトラベルストレートパンツでは8%なので、春夏物の方がストレッチ性が高いのは納得です。

とは言ってもポリウレタンが8%も入っていればアウトドアブランドが出すようなパンツと変わらないぐらいのストレッチ性はあるので、山でもストレスなく履けると思います。

裾の作り

筆者撮影

裾の作りは大きく変わったポイントの1つです。

春夏物はゴムになっていましたが、秋冬物では裾にマジックテープが付いており、これで裾の絞り具合を調節できるようになっています。

春夏物は裾ゴムだったこともあり登山用の分厚い靴下を履くのにかなり苦労したので、秋冬物は楽に履けそう!と思っていました。

ですが最大限裾を広げても、元々の幅が狭いのでやはり登山用靴下を履くのには苦労しました。

とは言え春夏物よりはまだ楽に靴下を履くことができます。

丈感

筆者撮影

大きく変わったポイント2つ目が丈感です。

春夏物はアンクル丈でくるぶしが見えるぐらいの丈でした。

ですが秋冬物はくるぶし下まで長さがあり、脚全体を覆うことができます。

登山で使うなら脚が露出されない秋冬物のトラベルストレートパンツの方が、虫刺されや岩・木の枝でケガするのを防ぐことができて安心です。

ポケットの作り

筆者撮影

変わったポイントの3つ目はポケットの作りです。

春夏物は写真のように斜めにポケットがカットされています。

物の出し入れはこちらの方がしやすいんですが、登山で使うとポケットの中の物が落ちやすいです。

対して秋冬物は横方向にポケットの口が付いているので、物の出し入れはちょっとしにくいですが歩いている途中で物が落ちる心配は少なくなります。

携行性

筆者撮影

トラベルストレートパンツもシェルパンツと同様、後ろに付いているポケットに小さく収納することができます。

収納したサイズ感はあまり変わらないぐらいの大きさです。両方ともタテヨコ15cm強ぐらいのサイズ感ですね。

重量は春夏物のトラベルシェルパンツが211g、秋冬物のトラベルストレートパンツが239gと後者の方が28g重たくなっています。

生地がやや厚いのと丈が長いため、少し重たくなっているんです。

サイズ感

筆者撮影

筆者は身長163cmで両方ともSサイズを着用しています。

どちらのパンツもテーパードシルエットで裾に向かって細くなっていくスタイルです。

同じサイズを着用していますが、フィット感やサイズ感は大きく変わらない感じがします。

筆者撮影

丈感が違うので足首が見ている春夏物の方がスタイルは良く見えると思います。

実際に山で着てみた

兵庫県六甲山系にあるロックガーデンで試してきました。

この日のコンディションは10:30時点で気温32℃、湿度63%とかなり暑かったです。

ストレッチ性

筆者撮影

ストレッチ性は春夏物のトラベルストレートパンツに若干劣るような気はしますが、岩場の多いルートでも特に脚上げがストレスになることはありませんでした。

生地自体がタテヨコ両方向に伸びてくれるだけでなく、股下にプラス1枚生地を多く使っていることで、大きく脚を開いても突っ張らず快適に歩けます。

肌への張り付き

出典:Pixta

春夏物のトラベルシェルパンツを山で履いてみたときは、汗で肌に貼りつくような感じがありました。

ですが今回履いたトラベルストレートパンツは汗をかいてもあまりベタツキ、貼りつきを感じず、生地自体にあるドライな質感も心地よく、暑い日差しの中でも思いのほか快適に過ごせました。

今回ベージュの色を履いて登ったのですが、汗をかくと汗ジミが少し目立つかなという印象があります。

黒や紺など濃色を選べば汗ジミの心配はしなくて良さそうです。

ワークマンのトラベルストレートパンツは登山にオススメ!

出典:Pixta

足首が見えない丈感&撥水も効いているので低山登山にぴったりのパンツだと思います。

ただし裾が細くなっているので登山靴に裾を被せられません。

そのため砂や砂利などが靴の中に入って来やすくなる可能性はあります。

ですが¥1,900でアウトドアスペックの撥水とストレッチ性が付いたパンツが買えるので、登山を始めたばかりでできればウェアのお値段は安く抑えたい!という方に是非オススメしたい商品です。

ワークマンの公式サイトにはまだ掲載されていないので(2021/9/18現在)、気になる方は店頭で確認してみてください。