山小屋でよく見かけるメニューであるおでん。今やコンビニでボリュームたっぷりのセットが入手でき、常温で持ち運びも可能なことから、日帰りから宿泊のテント泊まで、現在は登山者御用達の食事として定着しています。
今回は味が染み込んだおでんセットを使って簡単おでん鍋を作ってみました。
おでん餅鍋のポイント
ボリューム満点の見た目と染み込んだ味
おでん餅鍋は、登山では珍しい大きな具材が目を引くボリューム満点さが魅力です。今回、ソロ用の鍋におでんセットを入れてみましたが、大きな大根やこんにゃく、一際存在感のある卵など、食欲をそそるサイズ感につい笑顔になります。
また出汁が十分に染み込んだ具材と、その出汁をブロッコリーや餅に染み込ませるという、統一感があり優しい味付けは、焦ることなくゆっくり食事を楽しませてくれます。優しい味付けは調味料や他の具材を足すといったアレンジも可能です。
入手しやすい具材と簡単調理
今回使用したおでん餅鍋の材料は、味足しで使用した柚子胡椒を除いてコンビニで入手できる食材で作られています。
おでんセットや切り餅は通年販売されていて入手しやすく、彩りも兼ねて使用したブロッコリーは冷凍品が入手できます。この他、ウインナーをはじめとしてコンビニに並んでいる食材を使うことで、オリジナルのおでん鍋を作ることができます。
調理も具材を入れるだけなので、手間がかからず出汁の安定した味付けで失敗もほとんどないという、簡単に美味しい食事が楽しめるレシピになっています。
材料

- おでんセット:1袋
- 切り餅:2個
- ブロッコリー:適量
- 柚子胡椒:適量
作り方
切り餅を加熱する

まずは切り餅を加熱します。おでんセットから出汁だけを鍋に注ぎ、温まったら切り餅を柔らかくなるまで弱火〜中火程度で加熱します。
始めから具材と一緒に加熱しても良いですが、水量が足りず加熱のムラができたり、具材の煮崩れを心配する場合は、切り餅だけ別に加熱する今回の方法がおすすめです。加熱用の水を用意しなくても良いのが嬉しいですね。
具材を敷き詰めて温める

切り餅が柔らかくなったら火を止め、ブロッコリーを含めた全ての具材を敷き詰めます。
大きいものから入れていくと詰めやすく、詰めている時に煮崩れしにくいです。
全て入れたら弱火で温めます。
完成!

温め終わったら、見た目も味も文句なしのおでん餅鍋の完成です。
ボリューム満点のおでん具材、腹持ちの良い餅、彩りと味が瞬時に染み込んだブロッコリーが一体となった鍋は、優しい味付けなので最後の一口まで食べやすいです。物足りない方は途中で柚子胡椒を足すと良いです。
おでん餅鍋で温かい山飯を

おでん餅鍋は、簡単で手間いらずの調理ですぐに山ご飯が楽しめる便利なメニューです。
コンビニで入手できる食材で作れ、味も整っているので失敗も少ないなど、初めて山飯を作る方におすすめです。
具材を足して、ソロだけでなくグループで楽しむのも良いですね。
おでん餅鍋で、身も心も温まる時間を過ごしてみてください。