【山ご飯】ニューコンミート炊き込みご飯

山ごはん

登山における調理では、缶詰を山ご飯で利用するのが定番のひとつです。長期保存が可能で調理済みの加工食品が入った缶詰は、厳しい環境化でも「美味しい」が保証されており、食事がその後の行動に大きく影響する登山ではとても重宝されます。

今回は缶詰食品の代表格、ニューコンミートを使った炊き込みご飯をご紹介します。

目次

ニューコンミート炊き込みご飯のポイント

混ぜて炊くだけの簡単調理

ニューコンミート炊き込みご飯は、米とニューコンミート、水を入れて炊き、最後に具を散らすだけで完成する便利な料理です。

炊飯が苦手な方であれば、炊きたてのご飯を急速乾燥させたアルファ米を活用することで仕上がりも安定します。

調理する方によって柔軟に手順を変えられるのも、ニューコンミート炊き込みご飯のポイントです。

コンビニでも入手可能な食材

今回は馬肉と牛肉が入ったニューコンミートを使用していますが、牛肉のみを使用したコンビーフはコンビニでも入手可能な場合があります。

今回使用しているフライドオニオンは当日入手は難しいですが、山行当日でも入手可能な食材がほとんどです。様々な事情で当日の現地調達が必要な場合にとても重宝します。

数日間の山行でも調理可能

長期保存が可能な缶詰食品であるニューコンミート。米やアルファ米も缶詰と同じく過酷な環境下でも腐敗せず持ち歩けるので、夏の長期縦走登山をはじめとした数日を要する登山でも調理が可能です。

食材もパンといった柔らかい食材と異なり多少荒いパッキングでも変形することなく持ち運べるのも嬉しいですね。

材料

  • 米:1合
  • ニューコンミート:1缶
  • 水:210ml
  • チューブバター:適量
  • フライドオニオン:適量
  • 乾燥パセリ:適量

作り方

ニューコンミートと米、水を入れて浸水する

はじめにニューコンミートと米、水を入れて浸水します。缶詰から中身を出して解し、ニューコンミートがまんべんなく行き渡るようにします。

今回は山行中に米と水をジップロックに入れて、調理開始時の浸水時間を短縮しています。炊飯を登山で行う場合はとても便利な方法なので、ぜひ試してみてください。

炊飯する

十分に浸水したら、火を入れて炊飯します。

はじめは弱火〜中火で加熱し、中の水分が吹き出した鍋に触れて振動してきたら、火力を中火以上にします。

加熱を終えるタイミングは、鍋に触れて振動が無くなったら火を止めて大丈夫です。

蒸らした後、盛りつけして完成

火を止めて鍋を10分蒸らし、米の芯までしっかり加熱し、米の美味しさを引き出します。

蒸らしを終えて蓋を開け、フライドオニオン、乾燥パセリ、チューブバターを盛って完成です。

ニューコンミートの旨味がご飯全体に行き渡っているので、最後のひと粒まで美味しく、バター以外の調味料は加えていないので、味は控えめで食べやすい印象です。人によっては若干味付けがぼんやりするかもしれないので、その際は塩を少し足してみるだけでハッキリした味付けになります。私は半分食べたら醤油を足して味変を楽しんでいます。

ニューコンミート炊き込みご飯を食べて素敵な山ご飯時間を

ニューコンミート炊き込みご飯はシンプルな調理工程・調達が簡単な食材・長期山行にも対応しているといった特徴を持った、厳しい自然環境でも美味しい食事を楽しむのにおすすめのレシピです。

炊飯が難しい場合はアルファ米を使って、より簡単で時短調理を行うことも可能です。

醤油やガーリックパウダーなど、味足しをして楽しむことも出来るので、自分好みのニューコンミート炊き込みご飯をぜひ見つけてみてください。