【モンベル】春夏2025最新!新ピークシェルジャケットを自腹レビュー

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モンベルの最新Gore-texレイン「ピークシェルジャケット」とは?

筆者撮影

モンベルの最新Gore-texレインジャケット「ピークシェルジャケット」が登場しました。

これまであった「トレントフライヤージャケット」を踏襲しているかのような見た目ですが、実際のスペックに変化はあるのでしょうか。

細かく見ていきましょう!

価格Men’s: 32,000円
Women’s: 31,000円
サイズ展開Men’s: S, M, L, XL
Women’s: XS, S, M, L, XL
色展開3色展開
重量Men’s: 185g
Women’s: 166g
品番Men’s: 1128731
Women’s: 1128732

ピークシェルジャケットのおすすめポイント3つ

C-ニットバッカーで柔らかな着心地

筆者撮影

ピークシェルジャケットは3層素材のGore-tex C-ニットバッカーを使用したレインウェアです。

肌面に裏材が貼られているので汗をかいたときのベタツキが少なく、ゴワゴワ感のない柔らかな着心地に仕上がっています。

前モデルのトレントフライヤージャケットは2.5層のGore-texパックライトプラスを使用していました。

着心地よりも軽量性を追求するような素材です。

今回のピークシェルジャケットは着心地にこだわって、C-ニットバッカーが採用されました。

超軽量レインウェア

筆者撮影(Men’s Sサイズで計測)

ピークシェルジャケットはMen’sでも185gと、200gを切る軽さです。

以前のトレントフライヤージャケットは194gだったので、約10gの軽量化が図られています。

ここで気になるのが旧トレントフライヤーは、裏材が付いていない2.5層素材+12デニールの表地で194gでした。

一方ピークシェルジャケットは、裏材付きの3層+15デニールの表地で185gなんです。

裏材が付いて表地の厚みも増しているにも関わらず、旧トレントフライヤーよりも軽量になっています。

独自縫製パターンで動きやすい

筆者撮影

ピークシェルジャケットにはモンベルの独自縫製パターン「K-MONO」が採用されています。

縫い目を極力減らし、腕を上げ下げする時などの運動時にかかるストレスを軽減してくれるんです。

さらに縫い目が少ないので雨が浸入する可能性がある箇所を減らし、浸水リスクを減らすことにも寄与しています。

趣向を凝らしたモンベルの独自パターンで、動きやすさも機能性も実現しています。

ピークシェルジャケットのギミックをチェック

袖口

筆者撮影

ピークシェルジャケットの袖口はアルパインカフになっています。

ゴムで自然にフィットし、さらにベルクロで絞れる仕様です。

腕を上げたときに雨が袖口から入りにくくなるので、ここは嬉しい仕様です。

裾のドローコード

筆者撮影

裾も絞れるようにドローコードが付いています。

前部分両側2ヵ所で絞れるので、風が強い時は裾を絞って快適に行動ができます。

ベンチレーション

筆者撮影

脇下にはベンチレーションが付いています。

長さ約30cmの長めの止水ジッパーが付いているので、行動中暑くなってきたらベンチレーションを開けて蒸れを放出することができるんです。

引手には紐も付いているので、手袋をしていても開閉がしやすくなっています。

フード

筆者撮影

フードはモンベル独自の「トライアクスルフード」が採用されています。

前1ヵ所、後ろ2ヵ所で調節できるフードです。

細かくフィット感を調節できるので顔周りにフィットさせることができ、雨の中での登山中の視界を遮りません。

ピークシェルジャケットの機能性をチェック

撥水性

筆者撮影

Gore-texなので撥水性能は高いです。

水を垂らしてみてもコロコロ転がります。

実際雨の山でテストしてみましたが、生地の上に滞留せずにコロコロ転がって落ちてくれていました。

撥水性能の高さはさすがです。

摩擦強度

筆者撮影

薄手の生地なので摩擦強度が気になります。

アルパインカフのベルクロで30回擦ってテストしてみました。

毛羽立ちは出ていないため、摩擦強度は問題ないようです。

ピークシェルジャケットを山で着てレビュー

筆者撮影

3月のヒンヤリと寒さを感じる日に検証してきました。

この日の気温は6℃、小雨がパラつく低山での検証です。

Gore-texレインウェアということもあり撥水性に期待していたところ、期待通りの撥水機能が見られました。

ピークシェルジャケットの下には長袖Tシャツを着ていたので、ベタツキを確認するために腕まくりをしてみました。

Gore-tex C-ニットバッカーが採用されているため汗をかいていてもベタツキがなく、肌当たりはかなり快適です。

Gore-texフィルムが新しいePE素材に代わり、透湿性能が気になるところです。

気温が低かったこともあってあまり汗をかくこともなく、蒸れも感じられませんでした。

試しにベンチレーションを開けてみたところ、しっかり換気されている感覚はあります。

暑い季節になっても脇下ベンチレーションのおかげで、蒸れ感は問題なく軽減されるでしょう。

15デニールと薄い表地を使っていますが雨粒が肌に当たる感覚はなく、冷気も感じられず、おおむね快適な着心地でした。

ピークシェルジャケットの気になるポイント2つ

裾が上がってくる

筆者撮影

山で実際に着て歩いてみて一番ストレスだったのが、裾のずり上がりです。

20リットルの小型ザックを背負って歩いていたのですが、ザックと擦れるためか背中側の裾がどんどんずり上がってきます。

裾のドローコードを締めてみても同様にずり上がってきました。

中型ザックや大型ザックであれば腰のショルダーベルトでしっかり裾がホールドされて、上がってきにくくなる可能性はあります。

ですが低山登山メイン、小型ザックで行動される方はストレスを感じる部分です。

白っぽい見た目

筆者撮影

ピークシェルジャケットは表地の見た目が白っぽく見えます。

3層+15デニールの表地を採用しているにも関わらず、旧トレントフライヤーよりも重量が軽くなっていることと関係していると考えられます。

ピークシェルジャケットの表地は旧トレントフライヤーの表地よりも、密度が甘くなっている可能性があるんです。

密度が甘くなっているため、繊維と繊維の間から裏面のメンブレンが透けて白っぽく見えてしまっています。

マットな見た目だった旧トレントフライヤーから打って変わって、白っぽい見た目になってしまったので、万人受けしにくい色目になってしまいました。

まとめ

筆者撮影

モンベルの最新Gore-texレインウェア「ピークシェルジャケット」を紹介しました。

Gore-tex C-ニットバッカーを採用して着心地は向上しながら、軽量性とベンチレーションによる快適性も兼ね備えたレインウェアに仕上がっています。

低山登山だけでなく、高山での小屋泊・テント泊登山でも十分使えるスペックです。

気になる方は一度お店で試着してみてください。