登山愛好家が登山を安全に楽しめるのは登山道の整備や山小屋の運営、情報発信など抜きでは語ることができないと言っても過言ではありません。
登山道って維持するの?
恥ずかしながら私も登山初心者の頃は何も感じること無く山を登っていました。
しかし気を配れば、どの道も整備されており登山道も同じように誰かによって整備されている事に気づきました。
山岳地帯は権利関係が複雑で不明確な部分もあるため一概には言えませんが、山小屋の関係者、地元の山岳会、自治体によって整備されています。
山小屋による整備と負担
山小屋のSNSを見ればそれは一目瞭然で、迷わないために毎年雪をかき分けて道を作ったり、沢に橋をかけたり、通れない落石があれば人力でどけたり、回り道を作ったりなどその努力や苦労は計り知れません。
また近年、ヘリコプターの運賃高騰やコロナ禍での経営難により山小屋自体の存続が難しくなっています。
登山ボランティアの探し方
登山愛好家の中には、山や自然に還元したいといった方も多くいられると思います。
現在、登山のボランティアをまとめている仕組みやサービスはなくSNSで地方自治体をチェックしたり、検索だよりとなっています。その一部を紹介します。
- ボランティアの募集がある際にSNSが更新されています。
奥多摩ビジターセンター【公式】
- 丹沢地域の自然保護活動など幅広く活動しています。
ボランティア記載をご希望の方はお問い合わせからご連絡いただけますと幸いです。
登山ボランティア以外でもできること
ボランティア以外にも様々な形で山に関連する事に支援する事ができます。
日本山岳遺産基金に募金する
日本山岳遺産基金は登山道の整備や安全登山に関わる組織や団体に助成を行っています。
ふるさと納税
クラウドファンディング
こちらはすでに終了していますが、コロナ禍で山小屋の支援として募集されました。またクラウドファンディングがされる際はYamariiでも紹介するのでTwitterなどのフォローをお願いします。
Yamarii公式Twitter
その他
- ゴミは持ち帰る
- 多くの登山者が日常的に行っているマナーですね。
- トイレチップを多めに支払う
- 山のトイレはバイオトイレが多く微生物で浄化する仕組みで、設置維持に数億という膨大な費用がかかります。
- 山小屋を利用する、地元地域で物品を購入する
- 山小屋や地元地域に最も貢献しやすい手段で、持続可能な事業を生み出す資金にもなります。
持続可能な登山文化へ
現在の登山道や山小屋は決して持続可能な状態であるとは言えません。
私達登山者は山の資源や登山の文化を維持するためにボランティアから始めてみませんか?
Yamariiでは持続可能な登山文化を作るための協力をしていきたいと考えています。