【カレー山ごはん】真夏の暑さも吹っ飛ぶ!3種のレシピをご紹介

山ごはん

8月は登山のベストシーズン!……しかし、あつ〜い夏日が続いていますね。

「こんな暑い日には冷たい食べ物を…」と冷蔵庫でキンキンに冷やした麦茶を飲んでいる、そこのあなた!暑い日には口から火が出るようなカレーを食べませんか?

スパイスの辛さが口いっぱいに広がり、額から滴り落ちる汗をかいた後は気分爽快!ホットな山ごはんのおかげで、下山もあっという間です。

今回は、普段皆さんが食べているカレーライス・缶詰を使用したタイのグリーンカレー・豆のコロコロ感を楽しむドライカレーの3種類をご紹介します。

レシピ① メスティンで煮込むカレーライス

何人かで山ごはんを楽しむ際、カレーライスはとても便利。好き嫌いや、アレルギーにも特に問題がないメニューなので重宝されます。今回はメスティンを使用した3人分カレーライスのレシピをご紹介します!

材料(3人分)
・じゃがいも  2個
・にんじん   1/2本
・たまねぎ   1個
(あらかじめ自宅で切り、ジップロックに入れて持ってきましょう)
・ウインナー  6本
(生肉だと劣化が早いのでウインナーなどの加工品がおすすめです)
・カレールウ  2片
・カレー粉   適量
(辛さが足りない場合を考えて、持っていきましょう)
・水      300ml

材料はあらかじめ自宅で処理しておいて、山頂に持っていきましょう。

まずはじめに、フッ素加工が施されているフライパンを使い、油なしで野菜を炒めます。

最初からアルミ製のメスティンで炒めると焦げつきやすいので、ある程度野菜の色が変わったらメスティンに移し替えましょう。目安としては、たまねぎがしんなり柔らかく、じゃがいもやにんじんにも焦げ色がつくタイミングです。

メスティンに移しえたら、今度はウインナーを投入。この先の工程は普段のカレーライスとおなじ、水を入れてカレールウを溶かします。蓋を閉めて待つこと数分……う〜ん、カレーのいい匂いがしてきました。

ちなみに今回使用したメスティンは、trangia(トランギア)の代表製品「ラージ メスティン」。炊飯は最大で3.5合、食材や燃料も中にすっぽり入る、持ち運びに大変便利なメスティンです。

ごはんをよそって、できあがり!大人数で山ごはんを楽しむ際は、カレーライスを作ってみましょう。(紙皿は耐久性が弱くカレーがこぼれやすかったので、各自プラスティックのお皿を準備したほうがいいかもしれません)

レシピ② いなばのカレー缶詰で、マイルドなグリーンカレー

知る人ぞ知る、有名なカレー缶詰といえば「いなば」カレーシリーズ。数種類ある中で「チキンとタイカレー(グリーン)」を選びました。

わたしの口だと少々辛いので、今回は豆乳を使ったマイルドなグリーンカレーとしていただくことに。辛口が苦手な方向けの、優しいカレー山ごはんです。

材料(1人分)
・チキンとタイカレー(グリーン) 1缶
・パプリカ            1/2個
・ズッキーニ           1/4個
・調整豆乳       200ml(1パック)
・スライスにんにく        適量
(野菜を炒めるとき、好みで使用してもいいかもしれません)
・ライム             1/2個

まずはじめにパプリカ・ズッキーニを炒めます。事前に自宅でカットしておいて、タッパー容器に保管。濡れたキッチンペーパーを上からかぶせておきましょう。にんにく風味を加えたい場合は、スライスにんにくを水にもどして一緒に炒めるか、チューブタイプのにんにくを加えましょう。

次に、カレー缶詰を投入。チキンがごろごろ入っており、スパイスの香りがします。

具材が温まったら、豆乳を入れます。

ぐつぐつするまで煮立たせます。野菜が完全に柔らかくなったことを確認して、タッパー容器に盛り付けます。

豆乳のおかげで、マイルドなグリーンカレーに。辛口が苦手な方でも、問題なく食べられそうです。ライムを足すことで、クリーミーさのあとでさっぱり感が口いっぱいに広がります。

カレー缶詰は他にもレッド・イエローカレーとあるので、味変を楽しめそうですね。

レシピ ③ 豆のコロコロ感を楽しめるドライカレー

最後にご紹介するのは、パックで売られている豆を使ったドライカレー。今回はひき肉を使いましたが、代わりの食材を使えば長期保管できるメニューです。縦走メニューとして、最終日にがっつり食べたい山ごはんとしておすすめ!

また、ごはんだけではなくパンやナンにも合うので、レシピのレパートリーが増えそうです。

材料(1人分)
【A】
・ひき肉      100グラム
・たまねぎ     1/4個
・にんじん     1/8個  
・塩こしょう    適量
【B】
・パック豆     1袋
・カレールウ    1片
・カレー粉     適量
・水        100ml

【A】はあらかじめ自宅で用意しておきましょう。野菜をみじん切りにして、食材を塩こしょうで味付けしながら炒めましょう。タッパー容器に入れて冷凍保管。当日は腐る心配もなく、保冷効果も発揮されます!

【B】山頂に着いたら、まずはひき肉を炒めます。肉から出る油を使って、具材を炒めましょう。今回は食材を増すために、玉ねぎ1/4個をさらに追加。

お肉も野菜も焦げる前に、パック豆を加えます。こちらのパック豆、開封してすぐ使える優れもの!山ごはんにはぴったりの食材です。

ここで水100mlを加え、カレールウで味付け。完璧なドライカレーとは言えませんが、豆の存在感とひきにくのうまみが合わさった、オリジナルのドライカレーを楽しめました!

カレーを食べて、暑い夏をのりこえよう!

さまざまな味わいが楽しめるカレーレシピ、いかがでしたでしょうか?

マイルドから辛口まで、ご自身にあった味付けで作れるのもカレーならでは。カレー山ごはんを作って、暑い登山も楽しみましょう!