【関西の氷爆】六甲山で氷瀑を楽しむ方法!アクセス方法・ルート・持ち物を紹介

山紹介

目次

六甲山に氷瀑を見に行こう

出典:Pixta

六甲山系は兵庫県神戸市から宝塚市まで東西約58kmにわたる山です。

海側は表六甲、六甲山頂を超えた山側は裏六甲と呼ばれ、冬の寒い日になると六甲山頂~裏六甲にかけては積雪も見られます。

特に裏六甲の紅葉谷道の途中にある滝が凍ることによって見られる氷瀑は関西のハイカーに大人気なんです。

今回は裏六甲の玄関口である有馬温泉から氷瀑を見に行くルートを紹介します。

アクセス

公共交通機関利用

出典:Pixta

バスで

三宮駅から

阪急バス

所要時間約50分
料金¥710(片道)
大阪駅から

阪急バス

所要時間約60分
料金¥1,400(片道)

電車で

神戸の主要駅である三ノ宮駅が起点になるため、三ノ宮駅からのアクセス方法を紹介します。

三宮駅(神戸市営地下鉄西神・山手線 谷上行 )

谷上駅(神鉄有馬線)

有馬温泉駅

三宮駅から有馬温泉駅までは片道¥680です。

マイカー利用

出典:Pixta

大阪から

近畿自動車道吹田JCT→中国自動車道西宮山口JCT→阪神高速7号北神戸線 西宮山口南IC→有馬温泉

所要時間:約60分

三宮から

新神戸トンネル有料道路 国道2号→阪神高速7号北神戸線 箕谷IC→有馬口IC→有馬温泉

所要時間:約20分

持ち物

出典:Pixta

夏山に持って行く装備に加えて防寒着と軽アイゼンorチェーンスパイクが必須になります。

防寒着は行動着としてフリースかインサレーションジャケットを選ぶと良いです。

休憩中は冷えるので手袋、ネックウォーマー、ダウンジャケットも持って行きましょう。

また階段が続く場所があるため、脚の筋力に不安のある方はトレッキングポールもあると安心です。

トレッキングポールを使用する場合、凍結している場所では先に付いているゴムキャップは外すようにしましょう。

ルート紹介

YAMAP

ルートは有馬温泉駅から①紅葉谷を通るルートと②魚屋道~炭屋道~紅葉谷に合流するルートがあります。

①の紅葉谷ルートは2022年3月末まで工事中のため、平日全面通行止め、一部土曜、日曜は通行可能となっています。

土曜平日に行く方は②の魚屋道・炭屋道経由で紅葉谷に合流するルートを選んだ方が安心です。

ゴールは六甲ガーデンテラスに設定しました。

コースタイムは3時間です。

筆者撮影

裏六甲の玄関口、神戸電鉄有馬温泉駅をスタートします。

まずは改札を出て右手の温泉街を目指しましょう。

筆者撮影

太閤橋を通って銀の湯を目指します。

筆者撮影

銀の湯を通りすぎて坂を上がっていきます。
銀の湯の向かいには小さいながらモンベルのお店があるので、忘れ物をした場合はそちらで調達しましょう。

筆者撮影

銀の湯を通り過ぎて進むと急傾斜のトラバースしている道があります。

この坂を上りきると車道に突き当たります。

ここで近道(登りがきつい)か回り道(傾斜は緩い)の選択です。

YAMAP

近道の方がコースタイムは10分ほど短いですが、階段と急傾斜が続きます。

今回は近道で行ってみました。

筆者撮影

車道を渡ってすぐのところにお稲荷さんがあります。

鳥居をくぐって参道の階段を上がりましょう。

筆者撮影

上の写真のように階段を上りきるとお社があります。

お社奥にある鳥居をくぐって階段を上がったところがルートです。

ここから山道に入ります。

筆者撮影

15分ほど急傾斜の道を上がっていきます。

緩やかに下り始めると回り道のルートと合流し、魚屋道に出ます。

筆者撮影

魚屋道~炭屋道の分岐までは平坦な道が続きます。

筆者撮影

25分ほど歩くと炭屋道の分岐があります。

まっすぐ行くと六甲最高峰まで行ってしまうので、間違えないように気を付けてください。

この分岐から10分ほど下りが続きます。

筆者撮影

坂を下り終えると紅葉谷ルートに合流します。

筆者撮影

川を渡った先がルートです。

雨の降った次の日などは増水している可能性があるので気を付けて渡ってください。

筆者撮影

進んでいくと湯槽谷峠への分岐に出ます。

標識通り極楽茶屋跡を目指しましょう。

筆者撮影

石段を上がっていきます。

筆者撮影

石段を登りきると砂防ダムの看板があります。

看板の右手に道があるのでそちらに進みましょう。

筆者撮影

しばらく行くとまっすぐ続く道と左手にそれる道がありますが、まっすぐ進みましょう。

筆者撮影

5分ほど歩くと通行注意の標識が出てきます。

筆者撮影

写真のように崩落していました。

滑りやすいので注意して通過してください。

筆者撮影

広い河原のような場所に出ます。

筆者撮影

河原の奥の方に道標があるので道標通りに進んでいきます。

筆者撮影

白石滝へ行く分岐がありますが、熟練者向けになっています。

七曲滝は極楽茶屋へのルート沿いにあるため、右手の石段を登っていきます。

筆者撮影

上り坂を上がっていくとう回路の看板が出てきます。

1回目にでてくるこの看板は正直に迂回しましょう。

筆者撮影

ここからこのルートで一番きつい階段が続きます。

筆者撮影

階段が終わるともう1つう回路の看板が出てきます。

ここで真面目に迂回してはいけません。

筆者撮影

なんとこの標識の先に氷瀑へのルートがあるんです。

ということで標識を乗り越えて先へ進みます。

筆者撮影

5分ほど標識奥に見えるような道を歩きます。

筆者撮影

少しだけ下ると赤と黄色のビニールテープが巻かれた木があります。

木の先にあるルートを進むのが正解ですが、右手にも進めそうな道があるのでそちらに行かないよう注意してください。

筆者撮影

蟇滝(がまだき)が見えてきました。

筆者撮影

写真奥にある白い部分は岩に氷が付いており、足元の道もかなり細いです。

1歩間違えれば蟇滝の滝つぼに落ちるので注意して通過しましょう。

ちなみに凍っている箇所の上の方に巻き道があるため、そちらを通った方が安全です。

筆者撮影

写真では分かりにくいですが、右手は崖になっています。

筆者撮影

先ほどのところを通過して沢に降ります。

浮石に足を取られないよう気を付けましょう。

筆者撮影

七曲りの滝に到着です。

1月27日に行きましたが、少しだけ氷が残っていました。

戻りは元来た道を戻って、先ほどの「う回路」の標識まで戻ります。

筆者撮影

この標識から正規ルートに戻ってガーデンテラスを目指します。

筆者撮影

う回路を通って10分弱で百間滝への分岐が出てきます。

百間滝への道は全面崩落していたため、通行はおすすめしません。

極楽茶屋方面へ15分ほどなだらかな道を進みます。

筆者撮影

堤防が出てきます。

堤防向かって右手にルートが続いているのでそちらへ進みましょう。

筆者撮影

ケルンのように石が積んである苔むした石が見えてきたらもうすぐなだらかな道は終わりです。

筆者撮影

この道標から先は極楽茶屋跡まで約20分上り坂が続きます。

筆者撮影

雪が出てきました。

ここから標高が上がっていくので、雪が出てきた段階でチェーンスパイクや軽アイゼンを装着しましょう。

筆者撮影

先ほどの写真の所から5分上がっただけでこれだけ道が白くなっています。

筆者撮影

石段を登りきると極楽茶屋跡があります。

車道を渡ると縦走路が続いています。

筆者撮影

景色が良いので階段で上がった息をここで整えてから行きましょう。

筆者撮影

六甲ガーデンテラスまであと800mです。

筆者撮影

極楽茶屋跡から5分ほど歩くと鉄塔があるのですが、そこまでの階段は写真のように凍結していました。

ここも軽アイゼン必須です。

筆者撮影

鉄塔を通り過ぎると雪はなくなりました。

左手に景色を楽しみながら3分ほど歩くとゴールのガーデンテラスに到着です。

筆者撮影

ここから先も縦走路は続いていますが、ここからバスに乗って下山ができるためガーデンテラスをゴールとしました。

帰りの交通手段

六甲ガーデンテラスから三宮に戻るには2つの交通手段があります。

裏六甲へ

六甲ガーデンテラス横にある六甲山頂駅から六甲有馬ロープウェイに乗って有馬温泉まで下山します。

運休していることもあるので、利用予定の場合は事前にwebサイトを確認しておきましょう。

所要時間12分
料金¥1,030(片道)

表六甲へ

六甲山上バスとケーブルを使って表六甲側に下山、その後市バスと電車を使って三宮へ戻ります。

六甲山上バス(六甲ガーデンテラス~六甲ケーブル山上駅まで)

所要時間約10分
料金¥260

六甲ケーブル(六甲ケーブル山上駅~六甲ケーブル下駅まで)

所要時間約10分
料金¥600

神戸市バス(六甲ケーブル下駅~各駅へ)

神戸市バス16系統と106系統が出ています。

阪急六甲駅、JR六甲道駅利用の場合はどちらのバスに乗ってもOKですが、阪神御影駅へ行く場合は16系統のバスに乗りましょう。

料金は一律¥210です。

阪急六甲駅JR六甲道駅阪神御影駅
所要時間約15分約20分約35分

六甲山の冬の風物詩を楽しもう

筆者撮影

関西のハイカーから大人気の六甲の氷瀑。

公共交通機関も使えてアクセス良好なので、是非六甲冬の風物詩を楽しんでみてください。