【ワークマン】夏の登山に必須!UVカットパーカをレビュー

ウェア・服

レディースUVフェイスガードパーカ

出典:ワークマン(LN130 レディース クールUVフェイスガードパーカー | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

クールUVフェイスガードパーカはレディースモデルのみでの展開です。

ですがサイズ展開はM~LLまであるので、身長175cmぐらいまでの男性なら着用できます。

逆に身長が低めの女性だとSサイズがないので、オーバーサイズになってしまうでしょう。

フード部分に付属のフェイスガードはパーカと同じ素材で作られており、マスクよりも涼しさを感じます。

程よい肉感のある生地で安っぽく見えないのも特徴です。

価格¥1,500(税込)
サイズ展開M, L, LL
色展開8色(ミント, オレンジ, ネイビー, ブラック, オフホワイト, ブルー, グリーン, ダークオレンジ)
素材ナイロン52%+ポリエステル48%
重量275g(Mサイズ)
商品番号LN130

おすすめポイント2つ

機能的な生地

パーカの生地はUVカット、吸汗速乾、接触冷感、タテヨコストレッチと機能が満載です。

紫外線遮蔽率は90%以上と高いです。

8色展開の中ですべての生地が90%以上になっているのですが、ブラックやネイビーなどの濃色の方が紫外線遮蔽率は高くなります。

そのため少しでも高いUVカット効果がほしい方は、ホワイトなどの淡色ではなく濃色を選びましょう。

生地の風合いはシャリ感のあるドライタッチではなく、柔らかな風合いになっています。

それでいて汗をかいてもベタツキを感じませんでした。

パーカの内側には接触冷感作用があり、着た瞬間はややヒンヤリ感を感じます。

またタテにもヨコにもよく伸びてくれるため、登山はもちろん子どもと公園で遊ぶときなど普段使いでも便利です。

ただ撥水性は効いていないので、海水浴やプールなど水がかかるような場面での使用は控えた方が良いでしょう。

取り外し可能なフェイスガード付き

筆者撮影(身長163cm女性, Mサイズ着用)

フード部分にパーカと同じ素材でできたフェイスガードが付いています。

3パターンの使用方法があり、

  • フード+フェイスガード
  • フードのみで使用
  • フェイスガードのみで使用

上記のように使うことができるので、場面に応じて変えられます。

例えば日帰り登山で人の多い日向で休憩する場合は、フードを被って頭を紫外線から守り、さらにフェイスガードでマスクの代用も可能です。

またテント泊登山で小屋に受付をしに行く場合など、フェイスガードだけ持って行けば簡易マスクとしても使用できます。

マスクほど気密性は高くないですが、すき間が空いている分蒸れや息苦しさは感じにくいです。

残念なポイント

出典:Pixta

接触冷感機能付きウェア全般に言えることですが、ワークマンのクールUVフェイスガードパーカも冷感性が長く持続しません。

着た瞬間はヒンヤリ感を感じるのですが、30分もするとそのヒンヤリ感はなくなります。

冷感性を感じる仕組みとして

  • 繊維中に水分を多く含むこと
  • 熱伝導率・熱拡散率が高いこと
  • 生地にシャリ感があること
  • 生地内の水分を素早く吸収・拡散して気化熱を奪う

の4つが挙げられます。

クールUVフェイスガードパーカはナイロンとポリエステルの素材でできており、テロンとした柔らかな質感になっているんです。

生地にシャリ感がなくサラッとドライな質感にはなっていないため、着た瞬間のヒンヤリ感が長続きしません。

ですが吸湿性に優れるナイロンと水分拡散性・速乾性に優れるポリエステルを使用していることで、汗をかくと気化熱の効果でしばらくは冷たさを感じます。

ただし着ている間「ずっとヒンヤリ冷たい!」が続くことはありません。

接触冷感については過信しすぎないよう注意が必要です。

機能性をテスト

吸水性

筆者撮影(※音量注意)

動画の通り生地に当たった水はすぐに染みこみ、広がっているのが分かります。

これにより汗をかいてもすぐに乾いてくれ、気化熱による涼しさも得られます。

通気性

着ている間はあまり風が抜ける感覚がなかったので、通気性のテストも行います。

パーカの外側からドライヤーを当てて、内側に当てたティッシュがどれぐらいなびくかでテストをします。

ティッシュは若干なびいているので、通気性は多少あるようです。

ですがかなり風が抜けているというわけではないので、暑い場合はフロントジップを開けるなどの工夫が必要ですね。

本当に涼しいのか?実際に山で着て検証

筆者撮影

六甲山系の地獄谷でテストしてきました。

この日はよく晴れており気温は27℃、湿度は80%と蒸し暑いコンディションでした。

家を出るときから羽織っていきましたが、着た瞬間はなんとなくヒンヤリ感を感じます。

ですが駅まで10分弱歩くと最初のヒンヤリ感はなくなり、やや蒸れも感じました。

通気性は先ほどのテストの通り少しあるかなという程度なので、暑がりの筆者はフロントジップを全開にしていないと厳しかったです。

登山口の最寄駅から登山口までは40分ほど住宅街を歩きますが、日陰がないためかなり汗をかきました。

筆者撮影(身長163cm女性, Mサイズ着用)

ですがゆったりめのシルエットということもあってベタツキは感じません。

筆者撮影(身長163cm女性, Mサイズ着用)

丈は腰骨が隠れるぐらいになっています。

袖にはサムホールが付いており、手の甲の日焼けも防げるんです。

フードの前部分にはひさしのようなものが付いており、顔の日焼け防止に役立ちます。

フェイスガード単体の使用だと下が空いているので、マスクのような息苦しさは感じません。

ですが鼻に当たる部分にワイヤーが入っていないので、動くとずれ落ちてきます。

太いパイピングになっていますが、顔とフェイスガードの間にすき間があきます。

あくまでも屋外で遊ぶときの簡易マスクとして理解したおいた方がよさそうです。

ポケットは前部分にカンガルーポケットが付いており、裏地はメッシュになっています。

このメッシュ部分がベンチレーションの役割を果たすような仕様ですね。

実際はあまり蒸れが解消されているようには感じず、フロントジップを全開にして物理的に風を通せば「まぁ着ていられる」という感じでした。

脇下部分がメッシュ素材になっていれば、より通気性は高まったでしょう。

ですが日向を1時間ほど歩いていても肌が火照ることもなく、夏場半袖で登山している時よりも疲労感を感じにくかったです。

日光に当たり続けると疲労してしまうため、日焼けと遮熱のために着用するのはかなりアリだと感じました。

ただし着心地は¥1,500と値段なりなので、試しに登山でUVカットパーカを使ってみたいという方にオススメです。

クールUVフェイスガードパーカは夏の登山・キャンプにおすすめ!

出典:Pixta

UVカット機能に接触冷感機能、動きやすいストレッチ性と機能性が詰まった生地を使用したクールUVフェイスガードパーカ。

フェイスガードも付いているので、人の多い屋外でも口元を覆うことができ、マスクよりも快適です。

夏の登山で気になる日焼けや熱中症の予防になることはもちろん、日常生活でも使えます。

¥1,500と気軽に試せる値段なので、今夏の紫外線対策にお悩みの方は試してみる価値アリです。