【登山初心者必見】登山を始めるときにまず買うべき装備6つ

登山の安全

目次

登山を始めたいけど何から揃えれば良い?

出典:Pixta(疑問をもつ女性の写真素材 [90229376] – PIXTA)

温かくなってきて、登山デビューをお考えの方も多いのではないでしょうか。

ですが「始めてみようと思ってみたは良いけど、まず何が必要?」とお悩みの方もいらっしゃると思います。

そんな方のために、まず揃えるべき装備6つとそれぞれのおすすめ商品を紹介します。

装備選びの参考にしてみてください。

登山を始めるときにまず買うべきもの6つ

登山靴&靴下

登山は整備されていない凸凹の道を歩くことになります。

場所によっては滑りやすいところもあり、街履きのスニーカーやランニングシューズで行ってしまうと、滑ってケガをしてしまいます。

そのためまずは登山靴を購入しましょう。

登山靴には足首が露出しているローカットモデルと、足首が覆われるミドルカットモデルがあります。

それぞれのメリットとデメリットを確認して、どちらにされるか検討してくださいね。

山道を歩き慣れていない登山初心者の方であれば、捻挫のリスク軽減を考えてまずはミドルカットモデルを購入されるのがおすすめです。

ローカットモデル

メリットデメリット
スニーカー感覚で履ける足首のホールドがないので捻挫しやすい
軽いグリップ力はミドルカットの
トレッキングシューズに比べると劣る

ミドルカットモデル

メリットデメリット
ローカットモデルよりもグリップ力が高い足首が固定されるので慣れが必要
足首のホールド力があるので
捻挫のリスクを軽減
ローカットに比べると重い

登山靴を買ったら必ず靴下も併せて購入しましょう。

不整地の登山道を硬いソールの登山靴で歩くと、足の裏が痛くなります。

登山用の靴下は厚みがあってクッション性があるので、足裏への衝撃を緩和してくれるんです。

登山靴を買ったお店でそのまま靴下も見ると、買い忘れがありません。

おすすめ商品

日本のブランド「Caravan」のミドルカットトレッキングシューズです。

お手頃価格ながら、日帰り登山から1泊の小屋泊までは対応できます。

ワイドモデルもあるので、幅が広い方でも合うサイズが見つかります。

登山靴はすぐにウェブで購入せず、必ず店頭で試着してから購入しましょう。

肌着&速乾Tシャツ

筆者撮影

登山はアップダウンがあるので、普通に街中を歩いているよりも汗をかきます。

歩いている間は良いのですが、休憩のために立ち止まると風に吹かれて一気に身体が冷えてしまうんです。

汗冷えを防ぐためにも、吸水速乾性に優れた肌着とTシャツを着る必要があります。

普段使い用の綿素材のものは吸水性は高いですが、乾きが遅いため身体が冷えてしまいます。

またユニクロのヒートテックやエアリズムなどを着ると、保水性の高いレーヨン素材が汗を吸ってなかなか乾かないため、綿と同じく汗冷えしてしまいます。

ポリエステル素材で吸水速乾性に優れるものや、ウールのような汗をかいても冷えにくいものを選びましょう。

初めての登山であれば、安価なポリエステル素材のものを選ぶのがおすすめです。

おすすめ商品

撥水加工が施されたべースレイヤーで、汗をすぐに肌から離して上に着ている速乾Tシャツに上げてくれます。

汗冷えを防ぐべースレイヤーです。

上記で紹介したFinetrackのべースレイヤーの上には、ポリエステル素材の速乾Tシャツを着ましょう。

モンベルのウィックロンTシャツは色、柄豊富でお値段もお手頃です。

レインウェア

出典:Pixta(登山 トレッキング 女性の写真素材 [89639073] – PIXTA)

「晴れの日しか山は行かないから、始めたばかりの頃は必要ない!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

ですが山の天気は変わりやすく、街の天気が晴れ予報でも、山は午後から雨が降るということがあります。

レインウェアを持っていないと雨で身体が濡れて冷えてしまいます。

ジャケットとパンツ両方買うのがもちろん良いですが、取り急ぎジャケットだけでも購入しましょう。

アウトドアブランドの独自透湿防水素材を使用したものであれば、比較的安価なモデルもあります。

レインウェアは雨だけでなく風も防いでくれるので、ウインドブレーカー代わりとして購入するのもおすすめです。

おすすめ商品

日本のスポーツブランド「ミズノ」が手掛けるレインウェアです。

上下セットで2万円を切るので、他のアウトドアブランドで購入するよりお手頃です。

3層構造の素材なので汗をかいてもべたつきにくいのが特徴です。

パンツ

筆者撮影

トレッキングパンツも重要です。

デニムパンツなどの綿パンツで行くと、ストレッチ性がないので動きにくいですし、汗をかくとなかなか乾かず身体を冷やしてしまいます。

登山を始めたての頃はポリエステル素材のジャージでも構いません。

ですがジャージはニット素材であるため擦れに弱く、岩やバックパックで擦れて次第に毛玉ができてくるんです。

アウトドアブランドが出しているトレッキングパンツは強度が高いナイロン素材でできてます。
また商品によっては引き裂き強度を高めた、リップストップ素材でできているものもあります。

縫製パターンや素材によってストレッチが効いたものもあります。

ジャージよりも強度が高く、登山で動きやすいようにデザインされているんです。

今後しっかり登山をやっていきたいという場合は、トレッキングパンツを購入するのがおすすめです。

おすすめ商品

中国初のアウトドアブランド「Naturehike」のトレッキングパンツはコスパが高いので、おすすめです。

強度の高いナイロン素材に、伸縮性に優れるポリウレタン素材が使用されています。

他にはワークマンのクライミングパンツも安くて耐久性が高いので、登山を始めたばかりのころはこちらもおすすめです。

バックパック

筆者撮影

登山を始めたての頃は手持ちのリュックで構いません。

ですが岩場のあるコースを歩いたり、少し荷物を増やして山ごはんを楽しんだりする場合は、登山用のバックパックを購入しましょう。

登山用のバックパックは身体にしっかり沿ってくれるため、身体の重心がブレにくくなります。

重心がブレると身体のバランスを保ちにくくなり、身体が疲れてしまうんです。

それだけではなく疲れてきたところでバランスを崩して、転んでケガをしてしまうリスクもあります。

また登山用のバックパックは太い腰ベルトが付いていることが多いです。

この腰ベルトのおかげでバックパックの重量を腰と肩で分散でき、肩の痛みを軽減します。

楽に安全に歩くためにも、バックパックは重要な装備です。

日帰り登山であれば20~25リットル、ゆくゆく小屋泊も目指すのであれば30リットルで選ぶと良いです。

おすすめ商品

コロンビアのバックパックは25リットルサイズで、日帰り登山におすすめです。

普段使いできるデザインのもあるので、タウンユースや旅行でも活躍してくれます。

旅行などと併用できるものを選ぶと、登山以外でも使えるので便利です。

ヘッドランプ

出典:Pixta(テーブルの上の点灯したヘッドライトの写真素材 [65109739] – PIXTA)

ヘッドランプはもしものためのエマージェンシー用品として、登山を始めたばかりの頃でも必ず持って行きましょう。

日帰り登山であっても、下記のようなケースが起こり得ます。

  • 疲れてペースが遅くなり、下山中に日没になってしまった
  • 道に迷って日没を迎えてしまい、動けなくなった
  • ケガをしてしまってゆっくり歩いていたら、日が暮れてしまった

「スマートフォンの明かりで対応できる」と思う人が多いと思います。

ですがスマートフォンのライトでは足元のわずかな部分しか照らせず、ルートの先の情報は分かりません。

片手が塞がってしまうので、障害物の多い登山道では危険です。

さらにバッテリーが切れてしまったらライトだけでなく、救助要請を求めるための通信手段も途絶えてしまうんです。

このようなリスクを考慮してスマートフォンをライト代わりに使うのは絶対にやめましょう。

頭や首に付けられるヘッドランプをザックに入れておけば、万が一の時に必ず役に立ちます。

「登山を始めたばかりだから」、「日帰り登山しか行かないから」という人でもヘッドランプだけは緊急用品として携行してください。

おすすめ商品

お守りとして持って行くには十分なスペックです。

充電式なので登山に行く前日に必ず充電して行きましょう。

まず6つの道具を揃えて安全に登山をスタートさせよう!

筆者撮影

登山初心者が登山を始めるときに、まず揃えるべきアイテムを6つ紹介しました。

このうちトレッキングシューズ+靴下、肌着と速乾Tシャツ、レインウェア、ヘッドランプは最低限まず購入しましょう。

徐々にハマってきたらバックパックとトレッキングパンツも購入するのがおすすめです。

自然の中を歩いて絶景に癒される登山ですが、自然の中で遊ぶゆえにしっかりとした準備が必要です。

適切な準備をして、安全で快適に登山を楽しみましょう。