【モンベル】最新商品!クリフライトパンツイージーフィットを実践レビュー

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クリフパンツライトイージーフィットとは?

筆者撮影

2025年春夏シーズンに新登場したモンベルの「クリフライトパンツイージーフィット」。

デザインも機能性も良さそうなパンツがデビューしたので、実際に登山でも使用してレビューしていきます。

クリフライトパンツイージーフィットの基本情報はこちらです↓

価格Men’s: 7,800円
Women’s: 7,300円
混率ナイロン88%+ポリウレタン12%
色展開Men’s: 3色
Women’s: 3色
重量Men’s: 314g
Women’s: 267g
品番Men’s: 1105773
Women’s: 1105774

クリフパンツライトイージーフィットのおすすめポイント3つ

シンプルデザインと美しいシルエット

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クリフライトパンツイージーフィットは、裾に向かって細くなるテーパードシルエットになっています。

トレッキングパンツのような野暮ったさがなく、スリムで美しい見た目です。

さらにどこでも使いやすいシンプルなデザインになっています。

トレッキングパンツにありがちな太もものポケットを排除し、ウエストにもウェビングベルトが付いていないんです。

さらに似たような名前の「クリフパンツライト」のように、モンベルのロゴが目立つところにありません。

「クリフライトパンツイージーフィット」は後ろのポケットの上に刺繍のみのワンポイントで、美しいシンプルなデザインになっています。

登山だけでしか履けなかったパンツが、どこでも履けるパンツにアップデートされました。

2wayストレッチで動きやすい

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「クリフパンツ」の機能性をそのまま引き継ぎ、タテヨコ両方伸びるストレッチ素材で動きやすくなっています。

ヨコ伸びだけのトレッキングパンツもありますが、それでは大きな段差を超えるときに膝が突っ張ってストレスを感じます。

ですが縦方向にも伸びてくれるおかげで、大きな段差でも膝が突っ張っらずストレスフリーなんです。

登山道の階段はもちろんですが、3点支持が必要な岩場でも、この動きやすさが安全な登山をサポートしてくれます。

軽量なパンツ

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「クリフライトパンツイージーフィット」はMen’sのSサイズで293g、平均重量314gです。

同様の機能を持つ「クリフパンツライト」はMen’sの平均重量が334gとなっています。

同じ2wayストレッチで20gも軽量になっています。

太もものポケットやベルトなどの機能が排除されているということもありますが、ポリウレタンという伸びる糸が12%入っているにも関わらず、314gという重量は軽量であると言えるでしょう。

クリフパンツライトイージーフィットの機能をチェック

撥水性

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モンベルのトレッキングパンツにはすべて撥水機能が付いています。

クリフライトパンツイージーフィットにも、もちろん撥水機能がついています。

10回ほど洗濯した状態で、どれほど撥水機能が残っているか確認してみましょう。

垂らした瞬間は水が玉になりますが、少しするとベチャッと潰れてしまいました。

10回ほど洗濯しているので仕方ないですが、撥水性能はそこまで高くないです。

耐摩耗性

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クリフライトパンツイージーフィットの生地には、耐久性のあるナイロン素材が使用されています。

ベルクロで削ってみて、耐摩耗性を確認してみましょう。

上記画像赤丸の部分を10回ベルクロで擦ってみました。

ナイロン素材なので耐久性には期待していましたが、若干の毛羽が出ています。

すぐに穴が開いたり、毛玉になったりということはないですが、耐摩耗性が強いとは言えません。

クリフパンツライトイージーフィットを実際に山で履いてみた

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クリフライトパンツイージーフィットを低山と、中央アルプスで履いてみました。

身長163cmの女性で、Men’sのSサイズを履いています。

ウエストは若干緩いですが紐でしっかり締められるので、問題ないと判断して購入しました。

試しに立った状態で膝を抱えてみましたが、まったく膝のツッパリ感がありません。

始めは低山でテストをしてみました。

階段が多いルートを選んで行ってきましたが、ストレッチ生地のおかげでサクサク登れます。

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また中央アルプスの宝剣岳の岩場でもテストしてみましたが、岩場で膝を上げる場面でもツッパリ感がなく、スムーズに脚上げができました。

テント泊装備を担いで宝剣山荘から北御所登山口まで下りましたが、下りの段差でも快適でした。

ただ日帰り低山と、アルプステント泊で履き比べてみて、ウエストの締まり具合の感じ方に差異があったんです。

日帰り低山は20リットルのザックを背負って軽い荷物で行ったので、ウエストがずり落ちてくることはありませんでした。

しかし60リットルのザックを担ぐと、ウエストのずり落ちを感じたんです。

ウエストジャストサイズで購入していれば問題ないと思いますが、女性がMen’sを買う、脚の太さに合わせてウエスト大き目で買うなどされる場合は、注意が必要です。

クリフパンツライトイージーフィットの気になるポイント2つ

細身のシルエット

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クリフライトパンツイージーフィットは裾に向かって細くなる、テーパードシルエットになっています。

それもあってモンベルのトレッキングパンツの中では、細身の部類に入ります。

筆者は女性なのでWomen’sモデルで試着をしましたが、普段履いているMサイズだとかなり脚のラインが出てしまいました。

サイズアップしてLサイズを履いても、脚のラインを拾います。

そこでMen’sのSサイズを履いたところ、ウエストは少し大きいながらも身体のラインを拾わない見た目になったため、Men’sを購入しました。

Women’sの方がMen’sよりも細身に作られている印象です。

女性で身体のラインが出るのが気になられる方は、サイズを上げるかMen’sモデルを履くことをおすすめします。

汗をかいたときの貼りつき感

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クリフライトパンツイージーフィットの生地には撥水加工が施されています。

そのため吸水加工が施されたパンツよりも水は吸いません。

そのこともあってか、汗をかいたときに若干の貼りつき感は感じられました。

とは言え撥水加工のおかげで生地が水を吸わず、汗がベチャッと肌に残り続ける感覚はありません。

ですが使用に伴って今後撥水機能が落ちてくると、より肌への貼りつき感は強くなってくるでしょう。

これは吸水機能が落ちたパンツでも言えることなので、一概にクリフライトパンツイージーフィットだけのデメリットというわけではありません。

まとめ

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モンベルのクリフライトパンツイージーフィットを紹介しました。

クリフパンツライトの動きやすさはそのままに、普段履きもしやすいシンプルなデザインにアップデートされた新商品です。

普段着でも山でも動きやすいパンツが欲しい方には、ぜひ試着してみてほしいパンツです。