【雪道・雪山】登山口への安全運転~ライブカメラを用いた運転計画のすすめ~

Yamarii独占

今年も早いもので残すところ1ヶ月、師走に入りようやく太平洋側の海岸線にまで紅葉前線が到達し始めた一方、東北日本や中部山岳では本格的な雪の便りが届くようになりました。

さて、本記事は直接「山」に関係する内容ではありませんが、積雪シーズンや年末年始を迎えるにあたり、「登山」という共通の目的意識を持った人々が「日常生活の場」から「ハレの場」に向かって乗り込む、Yamariiの「ライドシェア」機能を補完できるような周辺情報を展開していきたいと思います。

今回のテーマ:道路情報ライブカメラ

登山の前に予定する山域周辺の情報を集め、気象・山岳状況を加味した装備の準備が必須であることと同様、この時期に自動車にて不案内な登山口へ向かう際には、事前の道路情報の収集と雪道への備えが安全なドライブへの第一歩となります。

高速道路や一般国道を始めとする幹線道路では、山岳・積雪路線を中心に道路管理者(国土交通省、都道府県など)が無料でライブカメラの映像を公開しており、逐次路面状況を把握することが可能です。

PIXTA

状況が変化しやすい本格的な積雪シーズン前後、普段は雪道を走り慣れない都市部の登山者にとって、遠隔地の道路状況をリアルタイムで把握できる道路ライブカメラは大きな威力を発揮することかと思います。

特に近年は、除雪インフラが十分でない地域での集中豪雪も見られており、車両の立ち往生から広域的な迂回が必要になるほどの大規模交通障害が発生してしまうニュースは記憶に新しいことと思います。

PIXTA

ここでは、Yamariiの持つ「登山×ライドシェア」の機能を鑑み、「登山の対象地域」の観点から、中部山岳・首都圏周辺・京阪神周辺の山域を抜粋し、登山口へのアクセス路となる道路ライブカメラの情報を取りまとめました。雪道ドライブの計画や準備にご活用頂ければ幸いです。

※ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反となり危険です。気象の急変等による道路状況の変化が不安な場合は、雪の有無に関わらず冬用タイヤ・チェーンなど積雪に対応した準備をお願いいたします。

※道路情報ライブカメラは入山後の環境を示したものではございません。入山後はより厳しい自然環境になることから、精通した経験者等の助言のもと、適切な装備・計画・準備での入山をお願いいたします。

南八ヶ岳・南アルプス北部(南八ヶ岳、鳳凰三山、黒戸尾根) 方面

PIXTA
アクセス路線配信元ライブカメラ・URLリンク、備考等
中央道中日本高速(NEXCO中日本)iHighway 中日本 (c-ihighway.jp)
※標高約1,000mの中央道原PA付近も網羅
国道20号
(長野県・富士見~塩尻)
国土交通省・長野国道事務所長野国道事務所 (mlit.go.jp)
国道20号
(山梨県・大月~北杜)
国土交通省・甲府河川国道事務所https://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/livecamera/michi/yamaguti.html
鉢巻道路
(富士見原茅野線)
富士見高原リゾート 鉢巻道路 道路状況 – ホーム | Facebook

鉢巻道路(富士見原茅野線) はライブカメラではありませんが、中央道・小淵沢IC付近から、南八ヶ岳の各登山口(西岳・編笠山への富士見高原口や赤岳への美濃戸口方面)を結ぶ通称「鉢巻道路(長野県道富士見原茅野線)」の道路状況になります。富士見高原リゾートが情報を取りまとめているコミュニティとなります。

蓼科山・北八ヶ岳・霧ヶ峰・美ヶ原 方面

PIXTA

冬季も比較的人気の入山エリアとなりますが、2,000~2,500m級山岳へのアプローチとなり いずれも標高1,000mを超える山岳道路になりますので、山麓市街地に積雪がなくとも路面状況には注意が必要です。

アクセス路線 配信元 ライブカメラ・URLリンク、備考等

国道152号(大門峠)
長野県・上田建設事務所気象情報表示 (avis.ne.jp)
※ 蓼科山・霧ヶ峰方面への分岐点。標高約1,400m。
北八ヶ岳ロープウェイ・駐車場ピラタス蓼科スノーリゾートライブカメラ|ピラタス蓼科スノーリゾート【公式】 (pilatus.jp)
※山麓駅、標高約1,700m。
ビーナスライン(車山山麓)車山高原SKYPARK RESORTライブカメラ :: 車山高原SKYPARK RESORT (kurumayama-skypark.com)
ビーナスライン(霧ヶ峰) エルシーブイ株式会社
LCV道路状況 | 霧ヶ峰の映像
PIXTA
国道142号(新和田トンネル有料)長野県道路公社ライブカメラ – 長野県道路公社公式ホームページ (ndoro.or.jp)

諏訪方面と上田方面を結ぶ、冬季美ヶ原への入口となる和田宿までのアクセス路となります。標高1,300m近い山岳区間にライブカメラが設置されています。なお無雪期は全線通行可能なビーナスラインも、冬季は八島ヶ原湿原~美ヶ原間では通行止めとなります。

北アルプス南部(沢渡、中ノ湯、平湯、新穂高) 方面

PIXTA

信州側(安房峠以東)

国道158号(松本~中ノ湯)長野県・松本建設事務所道路気象情報 (pref-nagano-roadcamera.jp)

いわずと知れた、夏のハイシーズンは大変混雑する日本を代表する山岳景勝地「上高地」への信州側アクセス路線です。道の駅「風穴の里」付近の稲核、沢渡、中ノ湯(釜トンネル)周辺などの状況が把握できます。

飛騨側 (安房峠以西)

PIXTA
中部縦貫道(安房トンネル)国土交通省・高山国道事務所安房トンネル平湯カメラ – 道路状況ライブカメラ|国土交通省 中部地方整備局 高山国道事務所 (mlit.go.jp)
国道471号(平湯~栃尾)岐阜県・県土整備部道の情報ー道路規制情報(岐阜県) (gifu.lg.jp)

同じく「上高地」方面への飛騨側アクセス路線になると同時に、西穂や双六岳方面への玄関口となる新穂高温泉へのアクセス路線のライブカメラになります。一般道は岐阜県全域が網羅されているため、岐阜県北東部でスクロールし、周辺地図を拡大する必要があります。

北アルプス北部(大町、唐松岳、八方尾根、白馬五竜) 方面

PIXTA

国道147号・148号
高瀬川右岸道路(長野県道306号)
長野県・大町建設事務所道路映像選択 (avis.ne.jp)

冬季はスキーのメッカにもなる後立山連峰方面へのアクセス路線となります。特に安曇野ICより北側は高速道路が未整備なため重要なアクセス路線となります。松本・安曇野周辺で雪がなくとも、北上するに従い路面の積雪が増えていく区間となります。

中央アルプス(千畳敷・木曽駒) 方面

PIXTA
国道153号・駒ヶ根IC周辺株式会社エコーシティー・駒ヶ岳エコーシティー・駒ヶ岳 伊南地域ライブカメラ (cek.co.jp)

通年運行の駒ヶ岳ロープウェイ方面への状況把握に役立つ、地元のケーブルテレビ局が発信しているライブカメラです。標高750mの駒ヶ根IC周辺を始め、伊那・駒ヶ根の市街地を貫く国道カメラも設置されております。

菅平・四阿山・湯の丸高原・浅間山 方面

PIXTA
国道144号(鳥居峠)長野県・上田建設事務所 道路映像 (avis.ne.jp)
国道406号(菅平)長野県・上田建設事務所 道路映像 (avis.ne.jp)

冬季はスキーリゾートとして有名な菅平周辺をはじめ、四阿山登山口周辺の鳥居峠、湯ノ丸高原周辺の情報が網羅されています。菅平~四阿山登山口を直接結ぶ県道は冬季閉鎖となるため、一旦菅平口まで下る必要があるため注意が必要です。

信越エリア(火打、妙高、戸隠) 方面

PIXTA
アクセス路線配信元ライブカメラ・URLリンク
上信越道東日本高速(NEXCO東日本)信越エリアの高速道路ライブカメラ | ドラぷら(NEXCO東日本) (driveplaza.com)
国道18号
(長野県・長野~信濃町)
国土交通省・長野国道事務所長野国道事務所 (mlit.go.jp)
国道18号
(新潟県・妙高高原~高田)
国土交通省・高田河川国道事務所 高田ゆきみちNOW!! (mlit.go.jp)
赤倉温泉周辺妙高市妙高市ライブカメラ | 上越妙高タウン情報 (joetsu.ne.jp)

多雪エリアである信越境界周辺を網羅しています。標高約350m付近の長野市街地から日本海側へ北上していくと、急速に雪国へと風景が変わっていきます。

首都圏近郊

上毛・赤城・日光白根周辺 方面

PIXTA
アクセス路線配信元ライブカメラ・URLリンク

群馬県道4号・前橋赤城線
群馬県・県土整備部
ライブカメラ画像一覧(中部地域) (kendobousai-gunma.jp)
国道120号(沼田~丸沼高原) 群馬県・県土整備部
ライブカメラ画像一覧(利根沼田地域) (kendobousai-gunma.jp)

北関東群馬県内の百名山となる赤城山や日光白根、上州武尊方面へのアクセス路線を網羅しています。なお、吾妻・草津方面や湯沢方面を含む群馬県内の路線については、以下リンクで網羅がされております。

(群馬県)ライブカメラ画像一覧(地域選択) (kendobousai-gunma.jp)

(国土交通省)ライブカメラ映像(道路) | 高崎河川国道事務所 | 国土交通省 関東地方整備局 (mlit.go.jp)

那須・奥日光周辺 方面

PIXTA
アクセス路線 配信元 ライブカメラ・URLリンク
峠の茶屋駐車場(那須岳登山口)栃木県・那須町峠の茶屋駐車場ライブカメラ | 那須町行政ページ (nasu.lg.jp)
※標高約1,450m

国道4号(那須)
国土交通省・宇都宮国道事務所国道4号 那須除雪基地 | 宇都宮国道事務所 | 国土交通省 関東地方整備局 (mlit.go.jp)

国道120号 (日光・奥日光)
栃木県・県土整備部栃木県 道路管理情報 (tochigi.lg.jp)

北関東栃木県内の百名山となる那須岳方面や奥日光へのアクセス路線を網羅しています。なお、栃木県管理の路線については、以下リンクで網羅されております。

(栃木県)栃木県 道路管理情報 (tochigi.lg.jp)

奥秩父・奥多摩・富士五湖周辺 方面

PIXTA
アクセス路線 配信元 ライブカメラ・URLリンク
国道140号(雁坂峠埼玉県側)埼玉県・秩父県土整備事務所
※山梨県側は情報なし
路面カメラ画像 (titiburomenkamera.saitama.jp)

国道141号(野辺山・市場坂付近)
長野県・佐久建設事務所道路映像 (avis.ne.jp)
※標高約1,100m

国道411号(東京山梨境付近)
東京都・西多摩建設事務所
※山梨県側は情報なし
dourocamera.nishitama.info

国道139号(本栖)
国土交通省・甲府河川国道事務所 みちカメラ (mlit.go.jp)
※標高約900m

国道138号(山中湖)
国土交通省・甲府河川国道事務所 みちカメラ (mlit.go.jp)
※標高約1,000m

南岸低気圧と寒気に伴う降雪が見込まれるエリアになります。大菩薩嶺、甲武信ヶ岳、瑞牆山、金峰山といった標高2,000m以上の山域へのアクセスに加え、御坂山地など富士山を取り巻く山域へのアクセスエリアとなります。降雪はなくとも気温が氷点下まで下がるケースもあるため、走行時の路面凍結には十分注意が必要です。

なお、奥秩父エリアの山梨県営林道・冬季閉鎖等の情報については以下をご参照ください。

(山梨県営林道・規制)山梨県 県営林道通行規制情報  林道一覧検索 (pref.yamanashi.jp)

(山梨県)山梨県道路規制情報 (pref.yamanashi.jp)

PIXTA

京阪神近郊

伊吹山系・関ケ原 方面

PIXTA
アクセス路線配信元 ライブカメラ・URLリンク

名神高速(関ケ原・彦根)
中日本高速(NEXCO中日本) iHighway 中日本 (c-ihighway.jp)
※標高約100~200m

国道365号(米原)
滋賀県・土木交通部 ロードネット滋賀 (shiga-douro.jp)
※標高約200m
国道21号(関ケ原)国土交通省・岐阜国道事務所ライブカメラ|岐阜国道事務所|国土交通省 中部地方整備局 (mlit.go.jp)
※標高約100~200m

緯度は房総半島など温暖なイメージのある地域とほぼ同緯度、山麓市街地の標高も低く山域も1,000m級でありながら、日本海を渡る湿った季節風の影響を直接受けるため多雪となるエリアです。京阪神の皆様や東西を行き慣れたドライバーの皆様にとっては常識かもしれませんが、大垣や彦根など周辺市街地から一気に積雪量が急変するため注意が必要です。

比良山系 方面

PIXTA
国道161号(湖西道路)国土交通省・滋賀国道事務所国道ライブ画像 / 滋賀国道事務所 -湖国の道- (mlit.go.jp)

国道367号(葛川坂下)
滋賀県・土木交通部ロードネット滋賀 (shiga-douro.jp)

琵琶湖西縁を取り巻く、京都・滋賀境界に位置する山域へのアクセス路をカバーするライブカメラとなります。伊吹山系と同様、日本海からの季節風の影響を受けやすいエリアのため、標高の割に雪への備えが必要です。 なお、滋賀県管理の路線については以下リンクで網羅されております。

(滋賀県)ロードネット滋賀 (shiga-douro.jp)

但馬 方面

PIXTA
国道9号(但馬トンネル下)国土交通省・豊岡河川国道事務所但馬防災 道と川の防災情報 (mlit.go.jp)
国道482号(若桜)鳥取県・道路企画課若桜町渕見(国道482号) (yukinavi.net)

兵庫県・鳥取県境付近方面へのアクセス路線のライブカメラになります。多雪地帯の北近畿日本海方面になるため、全県を網羅する道路情報の提供が行政からなされています。

(兵庫県)兵庫県道路総合管理システム (hyogo.lg.jp)

(鳥取県)とっとり雪みちNavi (yukinavi.net)

おわりに

Yamarii「ライドシェア」機能を鑑み、ウィンタードライブの運転計画・準備に有効な道路情報ライブカメラのご紹介をさせて頂きました。

警察庁の統計によると、年の瀬の12月は1年のうちで最も死亡事故が発生する月となっております。
また、自動車を利用した冬季登山は、路面状況の悪い山岳道路の通行や登山というハードな行動を伴った後の運転を伴いますので、十分な休憩や雪道運転への備えを取りながら、ぜひ安全運転で自然と親しんでいただけると幸いです。

※本記事は、事業用自動車の安全運行に係る資格保有者(旅客自動車運行管理者)により編集されております。