【ワークマン】夏山登山におすすめ!ストレッチ性抜群のクライミングパンツをレビュー

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目次

AERO STRETCHクライミングパンツ

出典:ワークマン(CS003C AERO STRETCH(エアロストレッチ)クライミングパンツ(春夏向け) | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

AERO STRETCHクライミングパンツには男性用と女性用が展開されています。

男性用の方がサイズ・カラーバリエーション豊富です。

身長が高めの女性であれば男性用モデルのSやMサイズを選ぶこともできますね。

シルエットは細身ですが、2022年新色のアーバングレーのみゆったりシルエットになっています。

アーバングレーは裾をまくって留めることができたり、背面ポケットも付いているのでボルダリングなどのアクティビティにもオススメです。

またDGブラウンのみ防虫加工がされているため、登山やキャンプで「できる限り虫を寄せ付けたくない!」という方はDGブラウンを選ぶと良いでしょう。

価格¥1,990(税込)
サイズ展開S, M, L, LL, 3L, 4L
色展開6色(ブラック, ネイビー, サンド, ダークグリーン, DGブラウン, アーバングレー)
素材ポリエステル90%+ポリウレタン10%
品番CS003C
出典:ワークマン(CS003AL レディースAERO STRETCH(エアロストレッチ)クライミングパンツ | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

女性用モデルは全色細身のシルエットになっています。

ポケットの数や使用は男性用モデルと同じです。

スッキリとした見た目なので、登山だけでなくタウンユースでも使えます。

ブラウンのみ防虫加工が施されているため、虫を避けたい方はこの色を選ぶと良いでしょう。

価格¥1,900(税込)
サイズ展開S, M, L
色展開4色(ブラック, ベージュ, ダークグリーン, ブラウン)
素材ポリエステル90%+ポリウレタン10%
品番CS003AL

AERO STRETCHクライミングパンツのおすすめポイント

ストレッチ性

筆者撮影

AERO STRETCHクライミングパンツは生地にストレッチ性に優れる「ポリウレタン」という糸が使用されています。

そのためタテにもヨコにもストレッチがよく効いています。

生地を伸ばしたときの返りは少なく、どこまでも伸びていくような印象です。

ピッタリと体の動きに追従するというよりは、膝を曲げたときにその部分だけ伸びてくれるようなイメージですね。

動きやすい縫製パターン

筆者撮影(クライミングカット)

ストレッチ性のある生地と相まって、特徴的な縫製パターンも動きやすさのポイントです。

股下部分は「クライミングカット」と呼ばれる縫製がされています。

前身頃と後身頃の間に生地を1枚プラスすることで、脚を大きく広げたときでもストレスがありません。

筆者撮影(膝の立体裁断)

また膝部分は立体裁断になっているため、膝を曲げ伸ばしするシーンでも生地のツッパリ感を感じずらくなっています。

このクライミングカットと膝の立体裁断はアウトドアブランドのパンツで多くみられる縫製パターンです。

ワークマンの本気度が感じられる仕様になっています。

裏地の生地

筆者撮影

裏地の生地は表と違って凹凸感のある素材を使用しています。

凹凸感があることによって肌面と生地が点接触になり、汗をかいてもパンツの貼りつきを感じにくくなるんです。

これから暑くなってくる季節に嬉しい機能です。

AERO STRETCHクライミングパンツの気になる点

撥水機能がない

筆者撮影

AERO STRETCHクライミングパンツには撥水機能が付いていません。

動画を見ても分かる通り、明らかに染みています。

代わりに吸水加工が施されており、パンツにかかった水はスッと吸収されました。

「夏の暑い時期に吸水速乾性の高いパンツがほしい」という方にはオススメですが、撥水性を重視される方にはDIA MAGIC DIRECTクライミングパンツがオススメです。

裾のダブつき

筆者撮影

身長163cmで女性用のMサイズを着用しています。

普段はモンベルのMサイズ/レギュラー丈を履いてピッタリなのですが、ワークマンのクライミングパンツは裾がやや長くダブつきが少し気になりました。

ダブつきが気になるという方は、購入前に一度試着されることをオススメします。

機能性のチェック

吸水性

筆者撮影

肌に直接触れる裏面側をテストしてみます。

意外に撥水が効いていますね。

水が玉になって転がります。

指で押し込んでみると若干吸水されました。

撥水性もある程度あることによって、汗をかいたときのベチャッと感はより感じずらくなります。

ストレッチ性

筆者撮影

ヨコ方向よりもタテ方向の方がストレッチが効いています。

ヨコは比較的伸びた後の返りが良いのですが、タテ方向はどこまでもビヨーンと伸びていくような感じがしますね。

重量

商品タグに「軽量」と記載があるので、同じく軽量を謳っているDIA MAGIC DIRECTクライミングパンツと比較してみます。

まずDIA MAGIC DIRECTクライミングパンツから。

筆者撮影

367gということで、そこまで軽量のパンツではないのかなという印象です。

履いた感じもしっかり目のパンツという感覚がありました。

続いてAERO STRETCHクライミングパンツを計測します。

筆者撮影

311gとポケットやパーツが少ないことから、DIA MAGIC DIRECTクライミングパンツよりも軽くなっています。

確かに履いた感じも軽やかな感覚はありました。

実際に山に登って検証

筆者撮影(荒地山手前の岩梯子)

兵庫県は六甲山系の荒地山~ロックガーデンを歩いて検証してきました。

荒地山山頂手前は大きな岩が点在しており、岩梯子など脚を大きく上げる場面も多いためクライミングパンツの検証に最適です。

この日の最高気温は21度。日向を歩いているとやや汗ばむ陽気でした。

筆者撮影(女性用モデルMサイズ ブラウン着用)

身長163cm女性で女性モデルのMサイズを着用しています。

裾は引きずるほどではないのですが、先述の通りややダブつきがあります。

細身シルエットですが身体にピッタリとくるような感じではなく、程よいユルさがありながらスタイルを良く見せてくれる印象です。

筆者撮影(前ポケット)

ポケットは前に4か所、後ろに2か所あります。

筆者撮影(後ろポケット)

スマホはどこのポケットにも問題なく入ります。

山と高原地図は前側の両腰部分のポケット(画像①②)には縦方向に入れればギリギリ入ります。

ですがその他のポケットははみ出てしまいました。

筆者撮影

ウエスト部分はゴムになっており、自然にフィットしてくれます。

ゴム裏にはデカデカとFieldCoreのロゴが入っているため、気になる方は気になるかもしれません。

ベルトループもあるので、細身の方はベルトを締めた方が良いでしょう。

パンツのウエストサイズは女性用Mで70cmですが、筆者は歩いている間パンツがややずり落ちてくる感覚がありました。

筆者撮影

岩場で脚を大きく上げるところでも膝のツッパリ感はなく、かなり快適に登ることができました。

またパンツ裏面の凹凸感と程よく緩いシルエットも相まって、汗をかいたときのベタツキを感じにくかったです。

筆者個人的にDIA MAGIC DIRECTクライミングパンツよりも履き心地は良いように感じました。

こんな人にオススメ

  • 身体のラインを拾いにくいパンツがほしい方
  • ストレッチを重視する方
  • 登山だけでなくボルダリングやクライミングもされる方
  • 吸水速乾性の高いパンツがほしい方

AERO STRETCHクライミングパンツは登山に超おすすめ!

筆者撮影

AERO STRETCHクライミングパンツは、ストレッチも効いていて吸水速乾性も高く、何より¥1,900で買えるというコスパの高さが魅力のパンツです。

「晴れた日の低山しか行かないので、撥水性の必要性は感じない」という登山初心者の方は試す価値あります。

是非一度店頭でチェックしてみてください。