【日帰り登山】富士山が望める毛無山・十二ヶ岳を縦走

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関東甲信

世界一有名な日本の山である富士山。その周辺にある河口湖・山中湖・西湖周辺には富士山を望める山が点在し、ここでしか見ることが出来ない堂々たる山容は、他の山域から遠望する時とは異なる神々しさを放っています。

今回はそんな富士山を望みながら、険しい山道で登りごたえ抜群の毛無山・十二ヶ岳を歩くコースをご紹介します。

毛無山と十二ヶ岳とは

四ヶ岳より十二ヶ岳方面を望む

河口湖の北西部に位置するのが、標高1,500の毛無山です。ここから続く主稜線上にあるのが標高1,683mの十二ヶ岳です。

毛無山は同名山頂のひとつで、富士山周辺ならではの眺望が楽しめる山として知られています。

十二ヶ岳は毛無山から続く12ものピークから名付けられ、十二ヶ岳は屹立した山容が特徴です。

富士山周辺ということで気軽な印象を抱きそうですが、登りごたえのある難所を内包した2つのピークを結ぶ稜線として知られています。

今回のおすすめコース

今回は毛無山登山口付近の駐車場までマイカーアクセスし、毛無山と十二ヶ岳を縦走、西湖の湖畔付近に降りるコースをご紹介します。

コース序盤の毛無山までは整備された登山道を登ります。

針葉樹が多いため足元も見えて歩きやすい道を着実に登っていけば、毛無山山頂まで90分ほどで到着です。

ここからが本コースの醍醐味である十二ヶ岳までの稜線を歩いていきます。

十二ヶ岳までは「一ヶ岳」「二ヶ岳」と標識が付けられ、十二ヶ岳までの足跡を各ピークに残していきます。

※一部の標識はピークを通らず別の場所に付けられています。

富士山を横目に見ながら、ロープや鎖場が点在する難所を通過していくと、十一ヶ岳〜十二ヶ岳間の核心部に突入します。

緊張感のある吊り橋を渡り、高度感のある岩場を乗り越えていくこの区間。ゆっくりでも安全を意識して登っていきます。

この区間を終えれば後は安全圏。十二ヶ岳の山頂は間もなくです。

十二ヶ岳から望める富士山と湖の造形美を目に焼き付け、休息を取ったら西湖方面に下山します。

ここでもロープが設置された場所が点在しますが、先程の核心部ほどの難所はありません。とはいえ疲労した脚では怪我の恐れもあるので、ここも焦らず通過し、駐車場まで戻ります。

アクセスとトイレ

公共交通機関利用の場合、河口湖駅よりバスが出ています。マイカーアクセスの場合、毛無山登山口付近の旧公民館駐車場に駐車します。

トイレはないので、バス利用の場合は河口湖駅で、マイカーの場合は周辺のコンビニ等に立ち寄っておきましょう。

行程

コースタイム体力レベル技術レベル
5時間45分★★☆☆★★★☆
Yamarii登山グレーディング

旧公民館駐車場に停めてスタートします。この駐車場裏手より登れますが、今回はトンネル脇より登ります。

トンネルを抜けたところが登山口

整備された登山道を歩きます

視界が開けてきました

毛無山山頂に到着です

十分なスペースがあって休憩に最適です

一息ついたら十二ヶ岳へ向かいます

毛無山を過ぎてすぐに標識

テンポ良く標識が現れます

四ヶ岳はビュースポットです

十一ヶ岳。ここから核心部に突入です

これから登る岩場が見えます

一旦下ります

吊り橋。距離は短いですが慎重に

吊り橋を過ぎたら岩場が続きます

高度感があり、ドキドキです

難所を過ぎれば、十二ヶ岳までは歩くのみ。下山路との分岐を山頂方面へ

十二ヶ岳登頂

湖と富士山の組み合わせは何度見ても飽きません

ゆっくり休んだら来た道を分岐点まで戻り、下山開始。下山路もロープが点在します

標高を下げると難所もなくなり、安全圏

分岐を左に行き、駐車場を目指します

この標識の直後は左を行きます

登山道を終え、舗装路に出ます

駐車場方面に歩いていきます

無事下山です

毛無山と十二ヶ岳で富士山周辺の魅力を堪能しよう

いかがでしたか。登山道の険しさと富士山の美しさなど、様々な要素が詰まった毛無山と十二ヶ岳の縦走は、緊張や苦労の末に垣間見る山の眺望味わえるコースとしておすすめです。

岩場の登り方をはじめ、十分な準備を持って、登りごたえのある毛無山・十二ヶ岳にぜひ足を運んでください。