百名山「丹沢山」を有する丹沢山地は神奈川県にあり東西約40km,南北20kmにも及ぶ広大な山地です。登山道は網の目ように整備されていて、楽しみ方は無限大!そのアクセスの良さからも登山客に親しまれています。
お手軽ハイキングで楽しめる「大山」から最高峰1673mの蛭ヶ岳まで初心者から中・上級者まで楽しめます。
今回は日頃から登山を楽しむ筆者が丹沢山地のおすすめスポットを紹介します。
豊富なコースと四季折々の景色。自分なりの最高の丹沢山行を計画してみて下さい。
丹沢山地のおすすめ3つの山小屋
登山の魅力の一つには山小屋での小休憩や宿泊もありますよね。
丹沢山は山小屋が充実していることでも有名です。
絶品山小屋グルメや魅力的な店主。
行けば丹沢の山小屋にハマること間違いなしですよ!
鍋割山荘|絶品丹沢グルメ「鍋焼きうどん」が味わえる
鍋割山荘は鍋割山の山頂にある山小屋。
鍋割山は大倉尾根から丹沢山、蛭ヶ岳を目指すピストンルートに変化をつけたい時に最適な山です。
鍋割山に行ったら鍋割山荘の鍋焼きうどんは必須ですよ!
絶品の鍋焼きうどんを楽しみましょう。
ここの鍋焼きうどんを食べるために鍋割山を登る人もいるそう。
具はキノコ・天ぷら・油揚げに卵とボリューム満点!
お出汁の塩分が登山で疲れた体に染み渡ります。
天気が良ければ富士山を眺めながら鍋焼きうどんを味わう贅沢な体験も出来ますよ!
鍋割山
宿泊:1泊2食付7,000円 素泊り4,500円
食事
鍋焼きうどん 1500円
おしるこ 300円
かき氷(期間限定(いちご、メロン、レモン、ミルク、みぞれ、カルピス、あずき)400~500円
コーヒー(手挽き)400円 ※混雑時は対応できません
紅茶 400円 ※混雑時は対応できません。
甘酒 300円 ※混雑時は対応できません。
しょうが湯 300円 ※混雑時は対応できません。
ペットボトル(500ml)400円
(緑茶、爽健美茶、ウーロン茶、ポカリスエット、アクエリアス、コーラ、サイダー、ファンタグレープ、ファンタオレンジ、カルピスウォーター、午後の紅茶)
水(500ml)・・・・・・・・350円
水(2リットル)・・・・・・600円
缶ビール(350ml)・・・・・500円
缶ビール(500ml)・・・・・700円
発泡酒(350ml)・・・・・・400円
発泡酒(500ml)・・・・・・550円
カップ酒・・・・・・・・・・500円
カップ酒・・・・・・・・・・500円
ポケットウイスキー・・・・1,000円
アクセス
鍋割山へのアクセスはJR松田駅か小田急線 新松田駅で下車し、大倉までバスで行くのがスタンダードなコースとなります。
片道3:30(約8キロ)と登りごたえのある行程となるのでしっかり準備してから行きましょう!
みやま山荘|まるで旅館!快適さを求めるならここ!
山小屋の常識がくつがえります。
みやま山荘は丹沢山地の中央、百名山「丹沢山」山頂にある山小屋。
大倉から6時間近くかかり経験者、健脚者向けの行程となりますが、内装はログハウスのような感じで気の温もりが感じられます。2014年に改装したので比較的新しくきれいなのが嬉しいですね。
なんといってもみやま山荘の魅力は山小屋グルメ。
山小屋のご飯というと高い割に味は普通というイメージですよね。
みやま山荘はまるで旅館のような食事で大満足。
特に有名なのが陶板焼き。山小屋で焼肉が食べられるなんて夢のようですよね。
朝食も一汁三菜ついていて、充実しています。
また、名物女将の評判もいいですよ。
とても親切で明るい人柄で温かいおもてなしで喜ばれています。
本当にまるで旅館。是非1泊してみてください。
宿泊:素泊まり: 5,500円
夕食: 1,500円
朝食: 1,000円
弁当: 1,000円
水(500cc) 300円
蛭ヶ岳山荘|丹沢山最高峰から眺める下界の夜景と満天の星空
蛭ヶ岳山荘は名前の通り、蛭ヶ岳山頂にある山荘。
丹沢山地の最高峰ほ意外にも丹沢山ではなく、この蛭ヶ岳なんです。標高は1673m。
蛭ヶ岳山荘の魅力は丹沢山地最高峰から眺める絶景です。
数ある丹沢の山小屋の中でも蛭ヶ岳の夜景と星空は最高。
満点の星空と関東平野に広がる夜景は吸い込まれていくような不思議な気持ちになります。
都会でたまっていたストレスが浄化されていくのを感じますよ!
1泊登山の魅力の一つですね。
朝は是非早起きして、日の出を見ましょう。
日の出とともに空は徐々に白んでいき、暖かくなってきます。
エネルギーが満ちていくのを感じます!
宿泊
1泊2食付8,000円(小学生以下4,000円)
1泊1食付7,000円(小学生以下3,500円)
1泊素泊り6,000円(小学生以下3,000円)
お弁当500円(お赤飯)宿泊者のみ提供
休憩料金200円(トイレ使用可)
食事
カレーライス 1,000円
気軽にテント泊を楽しめる大倉高原山の家キャンプ場跡
大倉高原山の家キャンプ場跡は大倉山の家から塔ノ岳を目指す大倉尾根中腹に位置するテント場。
丹沢山地で唯一テントを張れる場所です。
実は丹沢山地は国定公園に指定されているので、ココ以外の場所ではテントを張ることは禁止されています。
時々大倉高原山の家キャンプ場跡以外でのテント、いわゆる「闇テント」などもあるようですが、登山愛好家として絶対にやめましょうね!
大倉高原山の家キャンプ場跡は無料で泊まれる所が魅力です。
アクセスにはテント装備を持っていくらか登らなければ行けないですが、元々キャンプ場だったこともあって泊まり心地は抜群。
比較的人も少なく、広いテント場なのでとてもおすすめです。
夜景を眺めながらゆったりとプライベートキャンプを楽しみましょう!
丹沢山の注意点「蛭」とその対策
ここまでは丹沢山地の山行を存分に楽しむための宿泊場所を紹介しました!
丹沢で最後まで気持ちよく山行を終えるために気をつけなければいけないことが「山ビル」です。
山ビルは人の体温に反応して、皮膚に吸い付き吸血します。一番嫌なところはヒルを取ってもなかなか血が止まらないこと。
ヒルの出す「ヒルジン」という物質が原因です。
丹沢最高峰の「蛭ヶ岳」の名前にもあるように丹沢山地はヒルが多いことでも有名。
特に春〜夏の暑い時期は大量発生します。
登山中の小休憩やテント泊の際は要注意。
対策をしっかりとすることが重要ですよ。
ヒル避けスプレー
ヒル避けスプレーで有名なものが「ヒル下がりのジョニー」
非常によく効くので是非携行しましょう!
これを靴やズボンにかけておくだけで非常に効果があるようです。
塩
塩や食塩水も有効です。
ヒル避けスプレーに比べ安価でお手軽なのが嬉しいですよね。
ヒル避けスプレーと同様に20%以上の食塩水を靴やズボンにスプレーしておくことで、ヒルが付きにくくなります。また、靴下を塩漬けにして、乾燥させてから履くことも対策になるようです。
肌を露出しない
最も基本的な対策ですが、結構疎かにされがちな対策です。
特に夏は暑いですもんね。
しかし、ヒル対策には必須です。
厚手の靴下をはく、靴下の中にズボンをいれる、ロングスパッツを履く、アンダーシャツを着るなどしっかりと対策していきましょう!
まとめ
今回は丹沢山地を楽しむための宿泊場所を紹介しました!
丹沢山は山小屋グルメや絶景、無料テント場など楽しむ所が沢山あります。
夏には沢登りなども有名です。
初心者から中・上級者まで楽しめます。
ルートが沢山あるので、計画変更も楽々。
この記事を参考に是非丹沢山登山を計画してみてください。
ヤマビル対策も忘れずにして下さいね!