【春山登山の山ご飯】フライパンで焼くコンビーフホットサンド

山ごはん

色鮮やかな花々に囲まれながら歩く春山登山。動物から山野草、花々まで活発になり、眺望だけでない山の世界の魅力全てを堪能できるのが春山登山の醍醐味です。山の中で摂る食事も少し手を加えたもので楽しみたいもの。一緒に登る仲間と、ソロで山の時間に浸るためにピッタリのレシピである、フライパンで焼くホットサンドをご紹介します。

目次

フライパンで焼くコンビーフホットサンドのポイント

フライパンで焼ける気軽なホットサンド

ホットサンドというと、専用のホットサンドメーカーを使って両面をこんがり焼くのが定番です。

最近では部品を外したり折りたためたりと、登山でも持ち込めるほどコンパクトにできるホットサンドメーカーが登場しており私も持っていますが、日常的にホットサンドを作らないけど、アウトドアのためにホットサンドメーカーを導入するのは敷居が高いもの。

今回使用するのは登山・キャンプなどで使えるアウトドア用のフライパンで、汎用性が高く軽量で扱いやすいのが特徴です。コストパフォーマンスが高くパッキングもしやすいフライパンで気軽にホットサンドを作れるので、登山者にとって馴染みのあるアイテムで調理することが可能です。

ソロでもグループでも楽しめる

ホットサンドはソロで作るとボリュームたっぷりで満足感があり、グループで作ると切り分けてシェアする楽しみがあります。

調理自体は材料を乗せて焼くだけなので簡単ですが、切り分けるナイフからまな板など、道具を揃える必要があり少々手間がかかります。

普段の登山なら工程が多い調理は、宿泊や時間に余裕のある登山でない限り非効率的であまりおすすめできませんが、ホットサンドがピッタリなシチュエーションは、春の陽気を楽しみながら山でゆっくり過ごす登山。ホットサンドを作る時間も仲間と楽しんだり、ソロでの山時間に浸るのに、普段の手間なし調理より少し工夫した調理をするホットサンドがおすすめです。

普段使わない材料で華やかな味わい

今回は材料にコンビーフ、タルタルソース、チーズなどを使用しています。普段の登山ではあまり使わない(のは私だけかもしれませんが)食材で作るホットサンドは、どこか華やかで特別感があります。

登山の目的はもちろん、ひとつ、もしくは複数の頂を目指すことですが、その頂を目指す理由は人それぞれ。山で作るホットサンドは、頂上や山の中での時間を充実させたい、山ご飯を楽しみたい、そんな方におすすめです。

今回使用する食材のほか、コーンやゆで卵を加えて甘みやボリュームをプラスしたり、他のレシピとしてコンビニで販売されているハンバーグをサンドしたりと、豊富なバリエーションがあるので、低山や短時間で登れる山に登った際、複数種類のホットサンドを作ると、ファミリーハイクやグループ登山での山時間がとても充実します。

材料

  • 食パン:8枚切り2枚
  • バター(チューブ):適量
  • コンビーフ:1個
  • チーズ:適量
  • タルタルソース:適量
  • 千切りキャベツ:1袋

作り方

パンにバターを塗る

始めに水分の染み込み防止のために、パンにバターを塗ります。

染み込み防止のほか、ほのかな塩味と香りが加わるので、縁の下の力持ちとしてバターを塗っておくのが良いです。

材料を乗せて焼く

解したコンビーフ、チーズ、千切りキャベツ、タルタルソース、2枚目の食パンの順番で材料を乗せ、両面を焼いていきます。

焼き方のコツは、ホットサンドメーカーのように圧縮することができないので、手やカトラリーなどで押し付けながら弱めの中火で焼いていきます。

火力が強いと早い段階で焦げ付いてしまうので、注意します。

盛り付けて完成

表面にこんがり焼き目が付いて、チーズが溶けたら火を止め、切り分けます。

ソロの場合はこのまま掴んで豪快に食べられます。

コンビーフの旨味とタルタルソースのコンビネーション、チーズのとろりと溶ける食感がたまらず、花々に囲まれた春山の食事にピッタリの味です。

フライパンで焼くコンビーフホットサンドで春山登山を楽しもう

春の陽気と花々に彩られた自然を歩く春山登山。山の中で過ごすだけで充実した時間に浸れる春に、ホットサンドはピッタリのメニューです。ソロでもグループでも楽しめるホットサンドはフライパンでも気軽に作れるので、特別感のある料理が美味しい春山登山におすすめです。バリエーションを増やして複数作ってシェアすることで、ソロ登山からファミリーハイク、グループ登山まで多様な登山で活用できます。

フライパンで焼くコンビーフホットサンドで、ぜひ春山登山を楽しんでください。