【日帰り登山】湘南平:湘南エリアの低山で気軽にハイキング

山紹介

神奈川県の南西部に位置する湘南。

江ノ島、茅ヶ崎をはじめとして海辺のイメージが強いエリアですが、実は登山も楽しめます。

平塚のシンボルと言えるテレビ塔が頂上にある湘南平は、登山が初めての方からファミリーハイらとはクまで、気軽に山を歩き、気持ちの良いハイキングができる山として親しまれています。今回は生涯学習館をスタートして頂上を目指すルートをご紹介します。

湘南平とは

湘南平は標高180mの泡垂山(あわたらやま)とその周辺の山頂を含む一帯を示す地名で、浅間山、高麗山などの山頂を登るハイキングコースが整備されています。湘南平の頂上にはテレビ塔があり、1972年に建てられて以降、平塚のシンボルとして存在しています。

テレビ塔がある頂上までは樹林帯となっており、里山らしい自然の中を歩き、適度なアップダウンで気持ちの良い道が続きます。頂上に着けば富士山、丹沢、箱根、相模湾、関東平野といった神奈川県から望める素敵な風景を一望できます。かながわの景勝50選、関東の富士見百景などに選ばれ、景勝地として知られる湘南平には、老若男女、多くのハイカーが訪れています。

また眺望だけでなく豊かな植生を有する地としても知られています。深い森の中を歩けば植生を中心として多様な動植物に出会える湘南平は、歩けば歩くほど魅了されていく山です。

今回のおすすめルート

湘南平の東側に位置する生涯学習館をスタートし、高来神社から高麗山、浅間山を経てテレビ塔がある山頂を目指すのが今回のルートです。

序盤は樹林帯の中をゆっくりと標高を上げながら歩き、高麗山を目指します。

高麗山の頂上過ぎれば、以降は山頂を繋ぐちょっとした稜線歩きが楽しめ、清々しい眺望が広がる目的地への期待が高まります。

山頂である千畳敷はテレビ塔、展望台などの眺望が楽しめる場所から、食事が楽しめるレストハウスや頂上を1分ほど下ったところにパンケーキ屋さんがあるなど、里山ハイキングらしいご褒美空間が広がります。

頂上でゆっくりとしたら来た道を戻り、生涯学習館に戻ります。

往復2時間前後、標高差も少なく登る人の体力に合わせて半日、1日と予定を組んで登れるルートになっているので、湘南平を初めて登る人におすすめです。

駐車場とトイレ

スタート地点である大磯町生涯学習館の駐車場を利用できます。

トイレは高来神社、湘南平山頂に設置されています。
山中にトイレはないので、スタート時の下山開始前に利用しておくと良いです。

行程

コースタイム体力レベル技術レベル
2時間35分★☆☆☆★☆☆☆

ルート紹介

生涯学習館をスタートし、高来神社に向かいます。

高来神社で古くからこの地に在る神社の歴史に触れたら、奥にある登山口から本格的なハイキング道に入ります。

今回は女坂を選択。

里山らしい道が続きます。

所々で平坦な場所があるので足を休めることもできます。

高麗山を過ぎると、稜線歩きになります。

アップダウンがありますが程良い勾配。

浅間山山頂。ここから一度下って登り返せば、テレビ塔のある山頂です。

テレビ塔の真下。存在感があります。

山頂に到着です。広くて開放感があります。

展望台からは360度の眺望。200m以下の低山とは思えないスッキリとした景色は無心で眺めていられます。

ゆっくり休憩したら下山します。下山路は複数用意されており、生涯学習館にアクセスしている場合は、下りは男坂を通ったり、高来神社通らず直接生涯学習館に下山できるルートもあり、飽きることなく歩けます。

湘南平に登って神奈川の景色を堪能しよう

湘南平は神奈川県湘南エリアに位置し、富士山、相模湾、丹沢、箱根などを360度の大パノラマで見渡せるのが魅力の山です。

眺望だけでなく山が抱く深い森には豊かな植生があり、動植物との出会いが楽しめるのも湘南平ならでは。高来神社をはじめとしたこの地の深い歴史に触れながらも歩けるので、ハイキングを終えた頃には親しみが湧いてきます。

湘南エリアを代表する山、湘南平に登って神奈川の里山の魅力にぜひ触れてみてください。