【2022最新】夏の登山におすすめ!ワークマンの長袖Tシャツをレビュー

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目次

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツ

ワークマンの夏の大人気アイテム「ZERO DRY」シリーズが2022年モデルから「ZERO DRY NEO」としてバージョンアップしました。

夏の登山による日焼けを防ぎたいという方には是非オススメしたい商品です。

とはいえ「¥980という破格の値段で、機能面は本当に大丈夫?」と心配な方もいらっしゃるのでは?

実際に山に登ってこの長袖Tシャツの良さと残念だったところを体感してきたので、レビューしていきます。

ちなみに今回は長袖クルーネックタイプをレビューしますが、商品ラインアップとしては長袖ハーフジップタイプと半袖タイプもあります。

価格¥980(税込)
素材ポリエステル65%+ポリプロピレン35%
サイズ展開S, M, L, LL, 3L
色展開ブラック, ネイビー, シルバー, カーキ, ブルー, オレンジ
型番1452
※Sサイズはブラックとネイビーのみ

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツのおすすめポイント

汗冷えしにくい素材

筆者撮影

ZERO DRY NEOのTシャツにはポリエステルとポリプロピレンという2種類の糸が使用されています。

ポリエステルの特徴

  • 水分を素早く広範囲に広げる拡散性に優れる
  • 速乾性が高い

ポリプロピレンの特徴

  • 水を含まない疎水性
  • 肌面の水分を素早く上の生地に上げてくれる

この2種類の糸のうちポリプロピレンが肌面に、ポリエステルが外側に配置してあるんです。

それによって水を含まないポリプロピレンが素早く肌面の汗を上のポリエステル繊維に上げてくれ、表のポリエステルがその水分を広範囲に拡散し乾かしてくれます。

このメカニズムのおかげで肌をサラサラに保つことができるんです。

また2021年版はポリプロピレンの白い糸が裏面に張り巡らせてありましたが、2022年版は一味違うんです。

筆者撮影(2022年版ZERO DRY NEO)

写真で見ると分かる通り、ブロック状になっています。

凹凸面があることによって水分を含んだ生地が肌にベチャッと貼りつかず、よりサラサラ感が演出されるんです。

UVカット機能

筆者撮影

99.5%のUVカット機能が付いています。

長袖を選べば夏の日焼けが気になる方も安心です。

一般的に白に近い色であればあるほど紫外線遮蔽率は下がります。

ワークマンのZERO DRY NEO遮熱-5℃Tシャツで白色と濃色のものが、同じレベルの紫外線遮蔽率かどうかは記載がないため不明です。

そのため「絶対に日焼けしたくない!」という方はネイビーやブラックなど濃いめの色を選ぶことをおすすめします。

遮熱効果

筆者撮影

表の生地には太陽光の熱線を反射してくれる遮熱効果があります。

商品タグに付いているグラフによると、同じ重量の生地と比べて‐5℃の遮熱効果があるそうです。

晴れた日に実際に山で着てみました。

ネイビーを着ていたので熱を吸収して暑くなるかもと懸念していたのですが、そのようなことはなかったです。

遮熱効果はある程度効果があるように感じました。

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツの気になるポイント

ほつれやすい表地

筆者撮影

新品の物を着ていきましたが、枝に引っ掛けてほつれてしまいました。

ニットなので織物のシャツに比べるとこの辺りは仕方ないとは思います。

筆者撮影

とは言えモンベルの同じくニットの長袖Tシャツと比べると繊維の1本1本が太く、長く出ています。

そのため鋭利なものに引っ掛けてしまうとほつれる可能性が高いです。

ポケットの必要性

筆者撮影

左脇部分にポケットが付いていますが、このポケットはなくても良いのではないかと感じました。

サイズ感的にはスマホは問題なく入ります。

ランニングなどのアクティビティで家の鍵など軽いものを入れる分には良いのですが、スマホなどを入れると身体にガンガン当たって邪魔です。

登山で使おうと思うと位置的にはヒップベルトとチェストベルトのちょうど間にきます。

物の出し入れはできるのですが、ヒップベルトを付けるときに毎回ポケットの中の物の位置を調整するのが面倒に感じます。

このポケットを付けないことでより軽量にできるので、ポケットはなくても良かったです。

機能性のチェック

吸水性

筆者撮影

裏面のポリプロピレンに水を垂らすとすぐに吸水してくれました。

表のポリエステル生地を見てみると、広範囲に広がってくれているのが分かります。

動画を見ても分かる通り、吸水性は申し分ないです。

重量

商品タグに軽量と書いてあるので、モンベルのwickron長袖Tシャツと重量を比較してみます。

筆者撮影(モンベルwickronロングスリーブTシャツWomen’s Mサイズ)

まずモンベルは女性用Mサイズで124gです。

薄手なので軽量な長袖Tシャツになっています。

筆者撮影(ワークマンZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツ 男女兼用Sサイズ)

ワークマンは男女兼用Sサイズです。

重量は165gとモンベルのものより41g重たくなっています。

ポケットが付いているのと裏面にポリプロピレンを使用しているので、この辺りの重量差は仕方ないですね。

本当に汗冷えしにくいのか?山に登って検証

筆者撮影(六甲山系荒地山手前、岩梯子)

六甲山系の荒地山~ロックガーデンを歩いて検証してきました。

検証した日は最高気温21℃。

快晴でしたが前日に雨が降ったため気温はそこまで上がらず、日陰に入るとヒンヤリとするようなコンディションでした。

まず着た瞬間に心地よい涼しさを感じます。

スタート時点では天候も相まって少し肌寒さを感じるぐらいでした。

筆者撮影(身長163cm・女性)

Sサイズを着用していますが身体にフィットするようなタイプではなく、ややゆったりとしています。

丈感も裾が腰骨にくるぐらいで長すぎず・短すぎずという感じです。

筆者撮影

後ろに向かってやや長くなっているのでかがんだ時に腰が見えずらくなっています。

筆者撮影

肩の縫い目はラグランスリーブになっており、頂点部分に縫い目がきていません。

これによってザックを背負ったときのゴロツキ感や痛みなどの不快感が軽減されます。

ハイクアップしていくと少し汗ばんできましたが、裏面のポリプロピレンがすぐに汗を表面に上げてくれるおかげか、肌面はべたつかず快適でした。

山頂に着いた時点ではかなり汗をかいていました。

Tシャツ表面はシットリしていましたが、内側はサラっとしており全くベタツキを感じません。

筆者はかなりの汗かきなので普段は汗でTシャツが貼りつくような不快感を感じるのですが、今回はその不快感が一切ありませんでした。

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツは汗かきの方に、是非一度試してみていただきたい逸品です。

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツは夏の登山にかなりおすすめ!

筆者撮影

ZERO DRY NEO遮熱-5℃長袖Tシャツは、着た瞬間からヒヤッと冷感を感じることができ、汗かきの筆者でも肌にTシャツが貼りつかずサラサラな快適Tシャツでした。

長袖クルーネック、長袖ハーフジップ、半袖の3種類があるので、「日焼けしたくない」、「袖から風が抜けるように半袖がいい」など好みに応じて選ぶことができます。

暑い夏山を快適に楽しむために、是非店頭でチェックしてみてください。