【キャンプインストラクターが教えるテント泊登山】初めてのテント場選びと装備を解説!

登山キャンプ・テント泊

「今年こそテント泊登山に挑戦してみたい!」

「テント泊登山をしてみたいけど、何を揃えればいいのかな」

山の魅力を最大限に楽しめるテント泊登山。

満天の星空や山で飲む温かなスープ、日の出・日の入りを楽しめるのも最高ですよね。

魅力をあげたらキリがないです。

だけどやっぱり敷居が高いのが現実ですよね。

テントや寝袋、その他テント泊登山に必要なギアもたくさんあるのでどう選べばいいのか分からないと思います。

今回は初めてのテント泊登山に向けた絶対に揃えた方がいい7つの装備を紹介します。

テント場の種類とテント泊の魅力

登山地図アプリのルートを見ると時々見かけるテントマーク。

これはテントを張って宿泊が可能なテント場です。

一概にテント場といっても種類があるのをご存知でしたか?

それぞれのテント場によって魅力も変わってきます。

テント場の種類①登山口型

名前の通り登山口近くにあるテント場です。

テントや寝袋などテント泊用の装備を持ち歩く必要がないのでテント泊登山初心者に非常におすすめです。

樹林帯の中にあることがほとんどなので、風の影響を受けづらいのもメリットの1つです。

おすすめは…

テント場の種類②ベースキャンプ型

山の中腹に位置し、ある程度の荷物を残置して山頂アタックをするスタイルのテント場。

翌朝早朝に出発し、ご来光を眺めるのも最高ですよ。

アタック用の小型ザックがあると便利です。

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テント場の種類③稜線型

縦走スタイルの登山の際に使われるテント場がこれ。

名前の通り山の稜線に位置するテント場です。

稜線型テント場に泊まるスタイルのテント泊登山は上級者のテント泊といえます。

稜線までテント泊装備を担ぎあげる体力が必要ですし、稜線は風が強い場合も多いので判断力も重要です。

一方で最も山の魅力を味わえるのも稜線型のテント場。

樹林帯に囲まれていないので、満天の星空や雲海の眺望を味わえます。

おすすめは…

北アルプス 燕山荘

テント泊登山に必要な装備

いざテント泊登山!まずは装備を揃えよう。

といっても、なかなか何から揃えたらいいか分かりませんよね。

テント・寝袋の他にもな必要なギアがたくさんあります。

①山岳用テント

まずはテントがないと始まりません!

通常のキャンプで使うテントと違い、山岳用テントは軽量かつかさばらないことが特徴です。

また、簡単にたてられるのも便利。

自身の力量に合わせて、軽量かつ小さくまとまるものを選びましょう。

一人用であれば1.2kg以下、2人用で1.5kg以下が理想で初心者の方は自立式を選択しましょう。

また、新しいテントを買ったら事前に立ててみることをおすすめします。

建てるのが簡単とはいってもテント場で慌てるのは避けたいですもんね。

②寝袋

テントと同様に軽量かつ小さくまとまることものが適しています。

さらに考慮するポイントが快適使用温度と限界使用温度。

体感温度は人によって非常に差があり、すべての人が快適使用温度でも十分に使えるわけではないのですが想定気温に+5℃した値が快適使用温度よりも高ければ比較的安心して寝れる事が多いです。

限界使用温度は寒くて寝ることができないケースが多いと思いますので過信は禁物ですよ。

また必然的に低い温度で耐えられる寝袋はかさばり、ダウンと化繊では同じ対応温度にするのに化繊はダウンの約2倍の量が必要とされておりダウンよりも大きくなりますがコストは抑える事ができます。

初心者の方は春夏用のダウンシュラフ(寝袋)がお勧めで、それより寒い時期は小屋泊がおすすめです。

慣れてきたら雪山テント泊なんてこともできちゃいます。

泊まるテント場の想定気温、自身の能力に合わせたものを選びましょう。

③テントマット

テントマットは睡眠の快適性を左右する大きな部分となります。

大きく分けて空気を入れるタイプ(インシュレーテッドマット、エアーマット)、シート(クローズドセル)のように広げるタイプがあり空気を入れるタイプはコンパクトに収納でき寝心地もよいのですが、パンクするリスクもあるためパンク修理キットも一緒に持っていくことをオススメします。

テントマットにもシュラフと同様に断熱性能が製品によって異なり、空気を入れるタイプは比較的断熱性能が高いものが多いです。

初心者の方はコスト的にも優しいクローズドセルから始めるのがおすすめです。

④ヘッドライト

テントと寝袋の次に大事なものと言っても過言じゃないかもしれません。

日帰り登山だと暗い時間帯に歩くことはほとんどないので忘れがちです。

しかし、テント泊登山では夜の暗い時間帯でも活動をする必要があります。

そんな時に明かりがないと結構悲惨。

炊事も何も出来ませんよね。

ヘッドライトは遭難などのいざという時にも命を救うアイテムになるので、必ず携帯しておきましょう。

替えの電池と予備のヘッドライトもあると安心です。

⑤炊事道具

炊事に必要な道具は主に4つ。バーナー、ガス、クッカー、カトラリーセットです。

バーナーとガスはクッカーに収まるタイプが便利ですよ。

様々な種類のあるバーナーですが、安定性と重さで選ぶのが良いでしょう。

ガスも時期によって適したものがあります。

春夏は温暖期用、秋冬は寒冷期用を使います。

カトラリーセットは箸やフォーク、スプーンのこと。

小さく折りたためるものが便利です。

⑥FAセット

FAとはファーストエイドの略。

つまり応急処置用の救急袋です。

包帯、消毒液、ホワイトテープ、絆創膏など必要なものを入れておきましょう。

特にホワイトテープは汎用性が高いので非常に便利ですよ。

⑦登山用水筒

登山用の水筒には様々なものがあります。

特に寒い時期に役に立つのが魔法瓶タイプの水筒。

魔法瓶タイプの登山用水筒は非常に保温性が高いのが特徴。

厳冬期の山ではお湯を沸かそうとしてもガスが気化しづらいため、時間がかかります。

魔法瓶タイプの登山用水筒ならガスの節約にもなりますし、何よりすぐに温かい飲み物を飲むことが出来ます。

難点は少し重いこと。

装備の重さの兼ね合いを見て持っていくか決めましょう。

まとめ

今回はテント泊のための知識と必要なギアを紹介しました。

テント泊登山はテント泊装備を持ち運べなければならないため、体力が必要です。

一方でテント泊の装備を揃え、テント泊登山の知識を身につければ縦走登山も可能になります。

一気に山の世界が広がりますよ。

山という非日常空間での宿泊という体験は自然に還り、本来の自分に戻る感覚が味わえます。

グループであればパーティの絆が深まること間違いなし。

ぜひテント泊登山に挑戦してみてください。