山での食事で主食を何にするかは、登山前のパッキングから当日の山行を左右する大切な選択です。お米やパンと並んで主食の選択肢であるパスタは、山では短時間で茹でられるように調整されたものが好まれ、親しまれた味で山の思い出を彩ってくれます。
今回は短時間で茹でられるペンネを使用したナポリタンをご紹介します。
ペンネで作るナポリタンのポイント
山でも食べられるパスタでボリューム満点
通常のパスタだと山では移動中に折れてしまったり、折れないように筒にいれるとスペースを余分に取ってしまうので敬遠されています。また長いパスタを茹でるための鍋の調達や湯で時間の燃料消費が大きいため、登山では尺が短くコッヘルをはじめとした鍋でも茹でやすいマカロニやペンネが好まれます。
ペンネは中空状でマカロニより大きくボリュームがあり、ソースが良く絡んで食べごたえがあります。
日持ちの良い食材で長期山行にも
今回はウインナーとフライドオニオンを具材として使用しています。日帰りなら問題なく調理でき、肉類はサラミなど日持ちしやすい食材に変えれば、長期山行でも作ることが可能です。
ナポリタンはパスタ料理の中でもよく食べられるレシピなので、山でも食べられると安心感があり、味を知っている分失敗も少ないのもおすすめポイントです。
材料
- ペンネ :1袋
- 水:適量
- ケチャップ:適量
- ウインナー:3本
- フライドオニオン:適量
- サラダ油:適量
- 乾燥パセリ:適量
- 粉チーズ:適量
作り方
ペンネを茹でる
はじめに水を沸騰させ、ペンネを茹でます。茹で時間は好みによりますが、短時間で茹でられるよう調整されたものを使うと短時間で火を通すことができます。
茹でた汁の後処理に困ると思いますが、筆者は粉末のオニオンスープを入れてパスタのお供にしています。
ウインナーとケチャップを入れて炒める
茹でたペンネにサラダ油・ウインナー・ケチャップを入れて炒めます。ウインナーは山行前に切っておくか、現地でナイフなどで食べやすい大きさに切りましょう。焼けたパスタがナポリタンの美味しさのポイントなので、しっかり炒めて大丈夫です。
フライドオニオンをかけて完成
最後にフライドオニオン・乾燥パセリ・お好みでチーズをかけて完成です。
炒めた具材の香りで食欲のスイッチオン。ケチャップが絡んだペンネがたまらず、手が止まりません。
ペンネで作るナポリタンで山ご飯を楽しもう
いかがでしたか。
ペンネで作ることで山でもパスタが楽しめ、慣れ親しんだナポリタンは非日常の登山でも美味しく安心感のある味わいが堪能できます。具材を変えて様々な山行スタイルに合わせられるので、自分好みの味にもぜひ挑戦してみてください。