登山初心者の方や未経験の方が一番最初に悩むのは「どの服装で行けばいいの?」という疑問や不安だと思います。
服装一つで登山の快適さが大きく変わる事もあり、ジーパンで行って辛い思いした。。。もう登山嫌いだという方を少しでも減らすために登山の服装についてご紹介します!
登山未経験はどうすればいい?
これから登山を始める未経験の方は服装についての不安や疑問が多いと思います。
登山服は高価なため初めての方には大きな出費となりできるだけ持っている服で行きたいですよね。
エリアによっては普段着でも大丈夫

ケーブルカー、リフトなどで観光地化されいてる高尾山、筑波山、六甲山などは普段着でも大丈夫な事が多いです。
普段着でも行ける山の特徴としては次の事をチェックしましょう。
- ケーブルカー、リフトがある。マイカーで山頂付近まで近づける。
- 道の殆どが舗装されている。
- 観光名所として有名。観光案内や情報が多い。
山の天気はTVやアプリで見る天気情報とは大きく異なり、非常に変わりやすいので山のアプリで確認しましょう!
・綿100%、ヒートテックは避け、ポリエステル100%の服を選ぶ。
・レインウェア(最低でも折りたたみ傘)は持っていく。
・ジーパン、スカートなど動きづらい服は避ける。
・ハイヒール、サンダルは靴ずれや怪我をするので履き慣れたスニーカーにする。
登山装備が必要なエリアはどうする?

観光地化されておらず、道も舗装路ではない場合は登山装備が必要です。
最近はユニクロやワークマンから登山に適した服装が出始めているので比較的低コストで登山の服装を揃えやすくなってきました。
登山で間違いやすい事として普段着や登山に適してない素材を山で使う場合は大きなリスクがあることです。
登山は荷物を持ち、斜面を登るため大量のエネルギーが消費され発汗も多くなります。
保水性の高い素材や大量の汗を吸収しきれないヒートテックなどは低体温症で死亡するケースが発生しています。
登山用を選ぶことが非常に重要になってきます。
レイヤリングシステムをマスターしよう!

登山服の基本はレイヤリングが全てと言われており、これさえマスターすれば快適で安全な登山を楽しめること間違いなしです!
ベースレイヤー
ベースレイヤーの役割は肌に汗を残さない事で冷やさない、肌に服を張り付かせない事で快適性を維持する事を目的としています。
ベースレイヤーは季節を問わずモンベルのジオラインが非常に高いパフォーマンスを発揮するためプロ登山ガイドにも愛用されています。
最近ではメリノウールなどの高性能なウールが登場しある程度汗を保水することで保温効果と殺菌効果を高めた製品などもあります。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーの役割はベースレイヤーで蒸発した汗を適度に逃し保温する事が目的としています。
インサレーションとも呼ばれており、秋冬に対応する化繊が入ったモデルなどがあります。基本的には保温する事が種目的なため、天候や季節によっては持っていかないケースもあります。
アウターレイヤー
ベースレイヤーとミドルレイヤーは体内から発生する汗の乾燥と保温が目的でしたが、アウターレイヤーは外部の雨風雪を防ぐ事が目的となります。
ゴアテックスが普及しており、防水しつつベースレイヤーから発生した蒸気を外に逃がしムレづらい製品が多くあります。
秋冬登山の服装

秋冬は朝は寒く、昼は天気が良いと汗をかき無風でも立ち止まる時間が長いとすぐに汗冷えを感じます。
この時期は体温の変化が大きいため、衣類の着脱も持っていく衣類も多くなります。
行動中は中厚手のベースレイヤーのみか化繊インサレーションで行動し、休憩中や待ち時間はアウターレイヤーを羽織り保温性を保ちます。
手袋もあると快適に過ごしやすいでしょう。またお腹が冷えやすい方は腹巻きもおすすめです。
- おすすめの服装
- ベースレイヤー:長袖の中厚手
- ミドルレイヤー:中綿あり
- アウターレイヤー:ハードシェル
- オプション:綿の手袋、防水の手袋
ベースレイヤー
ノースフェイスのエクスペディションドライドットクルーは筆者が愛用しているベースレイヤーの1つです。
ややタイトな作りですが、肌触りがよく速乾性も高いので雪山のような厳しい環境でも安心して着ています。
またベースレイヤーにポケットが付いているモデルは少ないのですが、スマホを入れておけば雪山でも電源が落ちることはないので重宝しています。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは行動中でもなかなか体温が上がらない寒がりな方は化繊インサレーション入りのモデルを、それ以外は化繊なしのミドルレイヤーが行動しやすいと思います。
マーモットのベストは保温性、通気性、速乾性のバランスが取れた素晴らしい製品です。寒がりだけどもすぐ汗をかくような方には最適です。
ノースフェイスのサンダーラウンドネックジャケットは多くの登山者が愛用してるミドルレイヤーです。
中綿は高性能な化繊と知られているPERTEX(パーテックス)が使われており耐水性が強く汗にも強いため、体温が上がりずらい女性などに向いている製品です。
アウターレイヤー
秋冬は冷たい風が急激に体温を奪い、防風性と耐水性が高いアウターレイヤーが必要になります。
基本的には完全防水のハードシェルを選択します。
モンベルのバーサライト ジャケットはGORE-TEX INFINIUM™を利用しており充分な耐水性がありつつも、透湿性に優れておりなんといっても薄さが特徴です。
秋の低山は行動中はまだ暑いことが多いのでストームクルーザークラスだとオーバースペックになりやすいのですが、雪山も視野にいれるのであればストームクルーザーも候補に入れても良いでしょう。
ノースフェイスのベンチャージャケットはとにかく小ささと肌触りが特徴で、普段使いしやすい製品です。
低山や天候が安定していることが決まっている場合にはザックに入れておいても邪魔になりません。
2000mを超える山では生地の硬さや防水性がやや足りないため、ゴアテックス版のクライムライトジャケットを選択したほうが良いでしょう。
春夏登山の服装

春夏は朝は涼しく、昼は暑いため、熱中症のリスクも高くなり、気圧も不安定になりやすいため雷雨などのリスクも高い季節となります。
この時期は発汗量が多いためベースレイヤーで徹底的に乾かす事が重要になります。
- おすすめの服装
- ベースレイヤー:薄手の化繊。2枚あれば快適に過ごしやすいでしょう。
- ミドルレイヤー:無しが多い。2000mを超える山では薄手のフリースを持っていく。
- アウターレイヤー:ソフトシェルかハードシェル
- オプション:防水の手袋
ベースレイヤー
春夏はとにかく発汗量が多いためポリエステル100%などの化繊を選びます。
汗には殺菌し防臭する効果もあるのですが、化繊を着ている場合は速乾性の高さから菌が繁殖し臭いが出やすい事がありました。
patagoniaのTシャツは繊維に銀イオンを含ませることで殺菌し、その効果を選択しても持続されやすいように作られているため臭いもしずらので夏の時期には重宝しています。
ミドルレイヤー
低山であればミドルレイヤーの代わりにアウターレイヤーで過ごせる事が多いのですが、2000mを超えると夕方などに寒さを感じ始めます。
その際は薄手のフリースを持っていきます。薄手のフリースは秋や雪山での行動中などにも使いやすいので1つあれば全シーズンで使えると思います。
行動中に着ることが多いため汗による汚れと全シーズン使えるという事から洗濯の頻度が高くなるためやや高価でも高性能な生地の方が長期間使うことができます。
アウターレイヤー
雨が降る可能性が低ければソフトシェル、今後登山を続けていく方や天気が読みづらい場合はハードシェルがおすすめです。
ソフトシェルは撥水効果しかないため数時間雨に打たれるシーンでは使うことができません。
マムートのマカンはソフトシェルで指ぬきがあるため、手の保温性が高く隙間が少ないので風が強いシーンでは手袋がなくても比較的温かい事と、腕周りのヨレがなくなるため動きやすく走って使っても動きやすさが損なわれません。
ハードシェルは秋冬でも紹介したバーサライトジャケットが良いでしょう。
まとめ
登山の服装は多くの登山者が悩むところなのですが、これから登山を続けていく方はレイヤリングを意識していくと快適な登山ができるでしょう。
初めての登山で整備されている山であれば概ね私服でも問題ないですが、汗対策をしつつレインウェアやソフトシェルで防寒と天候の対応をしてきたいですね。