耐久撥水アーバンシェルジャケット

ワークマンの2022年春夏最新モデルである耐久撥水アーバンシェルジャケットは、登山初心者の方にオススメしたいウインドブレイカーです。
お値段は¥2,900とアウトドアブランドに比べると破格の安さですが、登山でも使えそうな機能がバッチリ付いています。
例えばMINOTECH+という耐久撥水加工が施されているため、低山ハイキング中の小雨なら問題なく使用できます。
またベンチレーションも付いているので温かくなってきた春や、暑さの残る秋に気になる蒸れへの対策もバッチリなんです。
そしてワークマンには珍しくSサイズから展開されているためユニセックスで着ることができます。
価格 | ¥2,900(税込) |
サイズ展開 | S, M, L, LL, 3L |
色展開 | 4色 |
素材 | ポリエステル100% |
耐久撥水素材MINOTECH+とは?

アーバンシェルジャケットに使用されている「MINOTECH+」という耐久撥水加工は、日本の素材メーカーである帝人フロンティアが生み出した技術です。
日本古来からある稲藁を用いて作られた雨蓑から着想を得た耐久撥水素材で、稲の葉にある凹凸によって水滴を弾き、緩やかな傾斜によって地面に落とすという自然の力が生地に応用されています。
生地表面にある微細な凹凸により水滴を転がすことで撥水性を付与しているんです。

また一般的なウインドブレイカーやレインウェアのような樹脂加工やラミネート加工が施されていない分、透湿性にも優れています。
耐久撥水アーバンシェルジャケットのおすすめポイント
撥水性

MINOTECHという耐久撥水素材を使用しているだけあって、写真のように撥水はよく効いていそうです。
「局地的大雨が頻発する都市に暮らす人が、レインウェアよりも気軽に着られるアイテムを」というコンセプトで生まれた素材だけあって、急な雨から少しの間身を守る分には十分使えると思います。
ジッパーはレインウェアのように止水ジッパーにはなっていませんが、ジッパーに水を垂らしても内側に浸水はしていません。
撥水ジッパーが使用されているようなので、身体に打ち付けるような雨でも少しの時間ならシャツを濡らす心配もないですね。
蒸れ対策

背中部分には写真のようにスリットが入っており、ここからジャケット内部の蒸れを放出してくれます。
とは言え「バックパックを背負うと背中が塞がれて意味ないじゃん!」と思いますよね。
そのあたりも考えられていて、脇腹部分にもベンチレーションが付いています。

背中部分に比べるとベンチレーションの面積は狭くなりますが、ないよりは圧倒的に蒸れにくいです。
歩いている間暑くなってきた時にこの部分に手を入れて少し広げてあげると、風が入り込んでくる感覚があり蒸れ具合は解消されました。
タウンユースOKな見た目

上の写真を見ると単一色ではなくて、まだらに白っぽくなっているところがあるのが分かります。
メランジという見え方の素材で、生地の染色時に普通に染まる糸とある一定以上の温度でないと染まらない糸を使用することによってこの見え方を生んでいるんです。
アウトドアブランドやスポーツウェアのウインドブレイカーは単一色のジャケットが多く、スポーティな印象がありますよね。
ですがこのようにメランジの見え方にすることによって、ユニクロなどカジュアルファッションにあるようなデザインに仕上がっているんです。
アウトドアテイストが強すぎないので、山を下りて街中でご飯を食べるときでも気兼ねなく羽織れます。
肌離れの良いメッシュ素材

ジャケットの内側、背中部分には写真のようにメッシュの素材が使用されています。
これによって汗をかいたときに生地と肌がベタつきにくくなるんです。
アウトドアブランドのウインドブレイカーは軽量性重視の作りになっているため、このようなメッシュの裏地は付いていません。
そのため汗をかいたときに羽織っているとベタつきが気になることもあります。
着心地を重視したい方はこの耐久撥水アーバンシェルジャケットのように、メッシュの裏地が付いているものがオススメです。
耐久撥水アーバンシェルジャケットの気になるポイント
ポケッタブルにならない
アウトドアジャケットには必ず付いている機能がポケッタブルあるいはパッカブル機能です。
ジャケットをスタッフバッグやジャケットに付いているポケットに小さく収納して持ち運びできる機能ですが、この耐久撥水アーバンシェルジャケットには小さく収納できるような機能は付いていません。
そのため荷物を少しでも減らしたいスピードハイカーや、縦走登山をする人にはオススメできません。
ですが登山を始めたばかりで日帰りの低山ハイクしか行かないという方であれば、春や秋だと基本的に着て行動することになるため小さく収納できなくても問題はないと思います。
軽量性に特化されていない
おすすめポイントで触れましたが、耐久撥水アーバンシェルジャケットの裏面にはメッシュの裏地が使用されています。
それによって肌離れは良くなるんですが、それと引き換えに軽量性が失われます。
軽量性が重視されるスピードハイクや縦走登山にはやはり向きません。
ですが低山ハイクで荷物が少なければそこまで重量は気にならないジャケットです。
実際に山で着てみても特別重たいという感じはなく、特に不快感はありませんでした。
機能性のチェック
撥水性
「耐久撥水」という名が付いているだけあって撥水性能はかなり高いです。
ジッパー部分も水が染み込んでいる様子はなく、撥水が効いています。
小雨程度であれば問題なく弾いてくれそうです。
防風性
ジャケットの外側からドライヤーを押し当てて、ジャケット内側に当てているティッシュがどれぐらいなびくかで検証します。
比較対象としてモンベルのU.L.ストレッチウインドジャケットとユニクロのポケッタブルUVカットパーカもテストしてみます。
モンベルはやはりアウトドアブランドだけあって、かなり薄手のジャケットですがしっかり風をブロックしてくれています。
ユニクロ、ワークマンのジャケットもモンベルのものと遜色なく風をしっかりブロックしてくれています。
登山で使用しても問題なさそうなレベルです。
重量
ワークマンの耐久撥水アーバンシェルジャケット、モンベルのU.L.ストレッチウインドジャケット、ユニクロのポケッタブルUVカットパーカで比較します。

モンベルのU.L.ストレッチウインドジャケットは、U.L.(ウルトラライト)の名の通り85gとかなり軽量になっています。

続いてユニクロのポケッタブルUVカットパーカは141gでした。
モンベルよりは重たくなりますが、それでも軽量な部類のジャケットになっています。

最後にワークマンの耐久撥水アーバンシェルジャケットは309gでした。
このジャケットにはスタッフバッグが付いていないので、手持ちのスタッフバッグに入れて計量しています。
ユニクロの約1.5倍のため、ウインドブレイカーの割に重量はありますね。
実際に山で使えるのか検証

京都の大文字山で検証してきました。
この日の最高気温は13℃、歩き始めは少し肌寒さを感じましたが歩き始めて20分もすると体が温まって少し汗ばむようなコンディションでした。

身長163cmで写真はMサイズを着用しています。
160cm前後の女性はSサイズの方がジャストフィットで着られるかもしれませんが、大き目でゆったり着たい方にはMサイズがオススメです。
身長170cm前後の男性もMサイズで良いと思います。

丈感はお尻が隠れるぐらいの丈感になっています。

フードは帽子をかぶった状態でもすんなりかぶれました。

ドローコードは付いていますが、フードの口がそもそも大きいため激しい雨風は凌げなさそうです。
登り始めて20分もすると汗ばむぐらいでしたが、ジャケットを脱ぐことはありませんでした。
筆者はかなり暑がりなので汗ばんだ段階でジャケットを着ていられなくなるのですが、今回はフロントジッパーを少し開けて腕まくりするぐらいで問題なかったです。
蒸れてきたなと思ったときに脇腹のベンチレーションに指を入れると風が入ってくる感覚があったので、暑がりの方にはかなり有効なウインドブレイカーだと実感しました。
ただやはり筆者が普段着ているモンベルのウインドブレイカーと比べると重たさは感じました。
また今回アーバンシェルジャケットを脱ぐことはありませんでしたが、初夏ぐらいになると不要なシーンも出てきます。
そんな時に小さくまとめられないのはやはり不便に思いました。
手持ちのスタッフバッグに入れてみましたが、モンベルやユニクロのウインドブレイカーと比べると嵩張ります。

持ち運びには向きませんが、春・秋の肌寒い季節に行動着として着るにはオススメの商品です。
ワークマンの耐久撥水アーバンシェルジャケットは山でも街でも大活躍

ワークマンの耐久撥水アーバンシェルジャケットは、高い撥水性もありながらベンチレーションで蒸れ対策もしてあり、さらに見た目もアウトドア感が強くない街着もOKなジャケットでした。
初めての登山にうってつけのコスパの高さなので、春山登山デビューのお供に購入してみてはいかがでしょうか?